高校を卒業して作業療法士を目指して専門学校に進学する際、進学先の校則について気になる人も多いのではないでしょうか。高校を卒業したら、髪染めやパーマ、ピアス、ネイルなどお洒落を楽しみたいと考えている方もいらっしゃることでしょう。
特に専門学校は、勉強ばかりで校則が厳しいイメージがあるかもしれませんが、実際にはどのようなルールになっているのでしょうか。
この記事では、作業療法士の専門学校(養成校)で髪染めやピアスなどができるのかどうかを紹介いたします。
※細かい校則やルールは学校により異なりますので、詳しくはご希望の養成校にお問い合わせください。
養成校での髪色やピアスは厳しくないことが多い
校則については学校により異なりますが、日常的に「必ず黒髪でなければならない」「ピアスは一切してはいけない」などの厳しい校則を設けている学校は決して多くはありません。
学校によってルールの厳しさに違いはあるようですが、日常の学校生活を送っている時には比較的自由な学校が多いようです。
実際にさまざまな作業療法士養成校が公式に公開しているInstagramやTikTokなど、在校生の日常を紹介する動画をチェックしてみても、茶髪の学生さんやピアスをした学生さんは多く登場していますし、学校によっては金髪の学生さんや派手なネイルをしている学生さんも見受けられます。
ただし、すべての学校で許されているわけではないので注意してください。中には基本的に髪染めやアクセサリーがでNGな学校もあり、そうした学校では夏休みや春休みなどの長期休みの時だけ髪を染めたりネイルをしたりすることができるようになります。
臨床実習では実習先のルールに従う
上記に挙げたような自由な校風の学校だとしても、臨床実習になると話は変わります。臨床実習では実習先の病院や施設のルールに従うことになりますが、臨床実習前には学校の先生たちから厳しい指導が入り、どこの養成校でも髪染めやパーマ、ピアス、ネイルなどは一切NGとなります。
臨床実習というのは、学生という立場で病院などへ赴き、知識や技術、接遇などを患者様とも触れ合いながら、指導者の先生方の忙しい業務の合間で指導していただく貴重な機会となっています。
そのため、実習先によっては、頭髪やアクセサリーだけでなく、通学(通勤)時の服装もサンダルやジーパンがNGというケースもあります。
養成校の最終学年では、長期の臨床実習が2回、3回と続けて行われることが多いです。そうなるとお洒落を楽しんでいる余裕はなくなりますが、臨床実習が全て終わって、通常の学校生活に戻ればまた自由にお洒落をすることができるようになるでしょう。
作業療法士として就職した後は?
作業療法士として病院などに就職した後は、それぞれの病院のルールに従うことになります。それも地域性や診療科目、病院の方針などによってさまざまで、ある程度の茶髪までは許される施設もあれば、黒髪でアクセサリー不可という施設もあります。
こうした身だしなみについては、医療職としてやはり清潔感が重要になります。患者様から嫌悪感を抱かれてしまってはリハビリテーションをすることができなくなってしまいますし、アクセサリーやネイルなどは患者様を傷つけてしまうことも考えられます。
作業療法士として仕事をするようになったら、決められたルールの中で節度をまもってオシャレを楽しむようにしてください。
まとめ
この記事では、作業療法士を目指す大学や専門学校で茶髪やピアスなどのオシャレを楽しむことができるかどうかについてまとめました。
作業療法士という職業は国家資格でもあり、在学中の勉強は大変ではありますが、だからと言って全てを我慢して勉強だけに取り組まなければならないと言うわけではありません。現在では必ずしも髪染めやピアスなどが一切NGという学校は決して多くはないようです。
とは言っても、学校によってルールは異なりますので、ぜひあなたの希望する環境で作業療法士を目指すことができるかどうか、気になる学校のオープンキャンパスに参加して、在校生(または先生)に直接聞いてみてください。
日本リハビリテーション専門学校では、日常生活では髪色やピアスなどは自由、臨床実習のときは身だしなみを整えるという、メリハリをつけた学校生活を送ることができます。