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文系から医療分野へ!リハビリテーションの専門職「作業療法士」という仕事

2021.10.14

作業療法

文系出身者が作業療法士に向いている理由

リハビリテーションの専門職である「作業療法士」は、医療系の国家資格です。「理系の人じゃないとなれないのでは?」と思われがちですが、実は文系・理系両方の側面を持った仕事なんです。

まず、文系の人が得意とする、対話能力や文章力、表現力、心理的な洞察力は、作業療法を行う上でなくてはならない技能です。

問診で患者さんの意図を読み取ることや、カルテで患者さんの状態を他職種の人に伝えることなどは、文系の方が得意と言えるでしょう。ご家族のサポートや心理的なケアを含めると、作業療法は「人との関わり」が重要な仕事です。

同じリハビリ専門職である理学療法士も同じく文系的な部分がありますが、生活全般に関わる作業療法士の方がその傾向が強いですね。

特に文系的な能力の必要性を感じるのは、実習や就職してからの現場活動が多いでしょう。逆に理系の側面は、体の仕組みや薬についてなど、学校で教えてもらうことが多いです。

理系科目は授業で伸ばすことができますが、文系的な能力はそれまでの経験に則して伸びていくため、もともと文系であった人の方が就職してからが強いでしょう。

文系が作業療法士を目指すために必要なこと

高校の文理選択で文系を選んでいる人は、理系分野であるリハビリ職を目指すことに不安を感じると思います。

「学校に入ってから勉強についていけるだろうか?」「本当に国家試験に合格できるのか?」といった悩みを持った入学希望の方も多いです。

ですが、心配ありません。作業療法士の学校では、文系理系を問わず全員が一から学ぶためのカリキュラムが作られているので安心してください。

高校までの生物や化学で、人体の機能や構造、解剖学の内容まで踏み込んで勉強はしないですよね。そのため、理系の人が有利というわけでもないのです。

また、高校時代に文系を選択していた人の話を聞くと、「高1の時に数学でつまずいてしまったから」「読み物が好きだったから」などの理由であることが多いです。

「数学が苦手なら文系」「本が好きだったら文系」といった科目の得意不得意だけで文理選択を決定することはおすすめできません。

高校の勉強は基礎的なことがほとんどのため、進学してから応用を学んだ結果、理系科目の面白さや新しい才能に気付くことも多くあります。

そして、実習で実感することになりますが、文理の勉強だけでなく、体力や忍耐力も必要になる仕事です。大切なのは、「理系科目が得意かどうか」ではなく、予習復習を日々積み重ねて勉強していくこと。そして「作業療法士になる!」という強い気持ちです。

文系の人はAO入試がおすすめ

「文系だけど作業療法士を目指したい!」という方は、志望する学校の入試方法をチェックしてみましょう。

志望する学校の種類によっては、試験で文系科目を選択できる場合もあります。ですが、センター試験を利用する国公立系の大学であれば、理科系や数学系科目を必須選択しなければならないかもしれません。

専門学校の場合も、一般入試の場合は理数系の試験が課されている場合が多いです。

理系の試験を受けずに入学したいという方は、AO入試や推薦入試を選びましょう。AO入試であれば、人物面が評価されるので面談や小論文が得意な方におすすめですよ。

AO入試については、日本リハビリテーション専門学校の特設ページにより詳しく書いてありますので、一度チェックしてみてください。

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