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作業療法士と介護福祉士の違いって?2つの国家資格を徹底比較!

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2021.11.17

一見、似ているように思える作業療法士と介護福祉士。どちらも医療福祉系の国家資格であることから違いがわかりずらいという方もいらっしゃるかもしれません。この記事では、作業療法士、介護福祉士それぞれの職業の特徴を紹介すると同時に、2つの資格の違いについてまとめています。

ぜひ、作業療法士・介護福祉士、または別の医療系資格を検討する際の参考にしてください。

作業療法士の資格・仕事について

作業療法士は、理学療法士や言語聴覚士と並ぶリハビリテーション医療の専門職です。具体的な仕事内容として、日常生活(料理や洗濯など)ができるように身体機能の回復を図り、もしも障がいが残ってしまっても元の生活に戻れるように患者様のQOLを考えます。

また、身体のリハビリだけではなく「心のリハビリ」も行います。今まで不自由なくできたことができないもどかしさで、イライラしてしまったりストレスを抱える患者さんは多くいらっしゃいます。このようなストレスを減らすため、気分転換のレクリエーションや、話を聞くといったことも作業療法士の大事な仕事です。また、同じく患者さんを支えるご家族のサポートをすることも大切です。

作業療法士は国家資格のため、養成校で学ぶことが必須です。養成校にて国家資格の受験資格を得て、その後受験をし初めて作業療法士として認められます。

養成校へは、高校を卒業してからすぐに入学する方もいますし、最近は社会人からのキャリアチェンジで専門学校などの養成校に入学する方も多くなっています。これからますます高齢化が進む日本において、需要が高まっている仕事です。

作業療法のリハビリというと、老人ホームで高齢者を担当するイメージが強いかもしれません。もちろん高齢者へのリハビリも大事な仕事ですが、作業療法士は「子どもに対するリハビリテーション」も行います。例えば、手に発達障害のある子どもに対し、遊びの中に「手を使う」動作を取り入れ、少しずつ発達を促していくリハビリを行ったりします。

子どもの場合は「今までできていたことができない」辛さというよりも、「皆ができていることができない」辛さを持っていることが多く、心のケアも充分に行う必要があります。

介護福祉士の資格・仕事について

介護福祉士は、日常生活が大変で生活に困っている高齢者や身体や精神に障害のある人のために、食事や入浴を始めとして排泄などの身体介護全般を行う仕事です。

介護福祉士も国家資格を持たなければ働くことができません。しかし資格がなくても介護の仕事をすることは可能ですが、資格者よりも介護福祉士の資格を持っている方が転職時・給料などの点で有利と言えます。

介護の職場では、介護の人材が不足しており、働く人の入れ替わりが激しいため国家資格を持つ介護福祉士は重要な仕事をすることが期待されます。介護福祉士は福祉現場においてかなり重要な役職であり、主任やチーフになるのであれば資格を持っていることが望ましいです。

そして、高齢化社会が加速する中で、介護サービスは充実し、在宅介護や訪問介護など種類も多様化してきました。今は、高齢者の旅行を手助けするトラベルヘルパーや、アロマを取り入れた介護セラピストのように複合的な介護の形も増えています。ペッパーのような人型ロボットを使った介護など最先端の技術を取り入れている病院・施設も出てきました。

こういった社会背景があり、どのような介護福祉士になりたいか・どんな介護をしていきたいかを考えて実践できる介護福祉士が今後求められています。

作業療法士と介護福祉士の違い

一見、似ているような2つの国家資格ですが、まずはその目的に違いがあります。介護福祉士は「生活自体を手伝うこと」が目的であり実際の業務であるのに対し、作業療法士は「自分で生活できるようにすること」を目的として、そのためにリハビリテーションを行います。

作業療法は日常的な動作を“できるようにする”ための支援であり、できない作業をできるようにしたり、作業ができないというストレスを緩和したりします。その点では、介護福祉士のように、排泄や食事といった日常の全てを補助するのではないという違いがあります。

作業療法士と介護福祉士では職場も違います。介護福祉士は、介護施設や訪問介護や老人ホームなどが一般的です。看護助手として病院などで働くこともありますが、大多数ではありません。一方、作業療法士は老人ホームや介護老人保健施設でも活躍していますが、一般の病院やリハビリテーション病院の勤務の方が多い状況です。作業療法士の方が医療に関するところで働く機会が多いという違いがあります。

また、作業療法士と介護福祉士は、給料や年収にも違いがあります。一般的に施設で働く正規職員の介護福祉士の月給は手取りが15〜17万円前後で、年収は250万〜400万くらいと言われています。平均年収は3,224,900円です(介護福祉士以外も含む 出典:厚生労働省「平成28年 賃金構造基本統計調査」)。

対して作業療法士は手取りの月収で23万円〜27万円前後といわれており、年収は350万円〜500万円くらいが相場です。平均年収は4,069,600円です(理学療法士も含む 出典:厚生労働省「平成28年 賃金構造基本統計調査」)。

給料や年収は職場や現場によって変わりますが、総じて作業療法士の方が年収が高いと言ってよいでしょう。

このように、2つの国家資格は様々な違いがあります。これから医療福祉系の国家資格取得を目指す方は、自分がどんな仕事がしたいのかを思い描いてみるとより具体的になると思います。

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