作業療法学科昼間部3年生の授業レポート|知識だけはない「人と向き合う」ことを学ぶ

作業療法学科昼間部3年生の【日常生活活動学演習】という授業の中で、実際に車椅子で生活されている方4名にお越しいただき、学生の演習授業にご協力いただきました!

 

 

 

↑今回ご協力いただいた4名の皆さんと一緒に集合写真。写真左から

 

◎車椅子トラベラーとして世界を旅し、講演活動なども行う車いすYoutuberの三代達也さん

 

◎フォトグラファーであり、車いすの役者としてもドラマなどで活躍している丸山晴生さん

 

◎オリヒメ分身ロボットカフェで働きながら、Youtuberとしても活躍中のカーリーこと五十嵐裕由さん

 

◎パラ卓球の元日本代表選手で、美容やお洒落が大好きという車いすインフルエンサー茶田ゆきみさん

 

 

 

この授業は、2年生のときに学習した【日常生活活動学】での知識をもとに、日常生活活動や生活関連動作の評価、動作方法の指導などを学生自身の体験を通して学習する授業です。

 

 


 

日常生活活動学とは?

 

「日常生活活動学」の授業では、日常生活活動(Activities of Daily Living, ADL)つまり個人が日常生活の中で行う基本的な活動や動作、例えば食事、入浴、着替え、移動などについて学びます。

 

学生は、ADLの評価方法や機能的な活動改善策について学び、クライアントの日常生活への復帰を支援するための技術やスキルを身につけます。

 


 

 

今回の日常生活活動学演習の授業では、作業療法学科昼間部3年生が朝から夕方まで1日を通して、車椅子ユーザーの方々の目線を体験しました。今回は4名の方にお越しいただきましたので、クラスを4つのグループに分けて行います。

 

 

 

 

午前中は、各グループで外出プランを考えて、高田馬場から電車に乗って街に繰り出しました。あるグループは池袋周辺を、別のグループは新大久保へと高田馬場周辺に繰り出し、様々な事を観察したり考えたりしながら、一緒に街を散策していきます。

 

 

 

 

当日は、あいにくの雨ではありましたが、だからこそ水たまりだったり濡れた路面だったり、雨の日ならではの視点でも考える事ができました。

 

 

 

 

また、実際に商業施設や飲食店にも入ってみて、車椅子からの目線だとどう感じるか一緒に向き合い考えました。

 

 

 

 

健常者であれば何気なく当たり前に乗り越える事ができるちょっとした段差や坂道などでも、車椅子目線になってみるととても大変です。これまでの授業でたくさんの事を学んできましたが、そうした事をあらためて気づかされます。

 

 

 

↑池袋チームはナムコナンジャタウンにも行ってみました!三代達也さんの自撮りで一枚!

 

 

 

そして午後は学校に戻って、グループごとにディスカッション。4名の皆様にも輪に加わっていただき、色々とお話しをうかがいながら、今日の気付きを資料にまとめて発表します。

 

 

 

 

 

↑ディスカッションでは、みなさん笑顔で真面目に楽しく意見交換ができました!

 

 

 

患者様の目線で考えるとは?

 

 

 

患者様に寄り添うとは?

 

 

 

知識や技術だけではない「向き合って考える」という、作業療法士を目指すにあたってとても大切な時間となりました。

 

 

 

 

 

 

そして、4名の皆様がとてもフレンドリーに接してくださったので、最初は緊張していた学生たちも段々と打ち解けていき、最後には一緒に記念撮影をさせていただくなど親交を深めさせていただくことができました。

 

 

↑女子力高めの茶田ゆきみさんチーム

 

 

 

↑五十嵐裕由さんと楽しそうなメンズチーム

 

 

↑イケメンな丸山晴生さんチームでは、日リハの柴田先生も一緒に記念撮影!

 

 

三代さんからは、学生たちに向けて「せっかくこうしてご縁ができたのだから、良かったらインスタでつながりましょう!」とまで呼びかけていただきました。

 

 

ご協力くださった、五十嵐さん、茶田さん、丸山さん、三代さん、この場をお借りしてあらためて御礼申し上げます。本当にありがとうございました!

4年ぶりにスポーツ大会が開催されました!

夏の気温に近づいてきた5月下旬、理学療法学科作業療法学科の昼間部・夜間部1~3年生が集まり、4年ぶりとなるスポーツ大会が開催されました!

 

 

 

今回は熱狂に包まれた当日の様子をお伝えします!

 

 

 

 

 

 

午前中は、スポーツ大会実行委員の学生たちが、会場となる東京の国立オリンピック記念青少年総合センターで準備を進めます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

体育館の準備が整うと、学生のみなさんも集合です。クラスでお揃いのTシャツを作ったり応援旗を作ったり、気合十分!

 

 

 

 

↑お揃いのTシャツを着た作業療法学科夜間部のクラス。

 

 

 

 

 

↑大きな旗を作ってきた作業療法学科3年生。

 

 

 

もちろん先生たちも全力で応援します!

 

 

 

 

作業療法学科の深瀬先生(写真右側)は元・ラガーマン。他にも作業療法学科の先生たちは野球、ボクシング、バレー、水泳などなど、実は元スポーツ選手が多く、今回のスポーツ大会にもほぼ全員が参加していました。

 

 

 

 

↑コスプレして参戦した作業療法学科の山下先生(写真中央)。理学療法学科作業療法学科も関係なく、いろんな学生たちと楽しそうに記念撮影!

 

 

 

こんな様子が見れるのも、先生と学生の距離が近く、日ごろから学内でもコミュニケーションをとっている日本リハビリテーション専門学校の特徴なのかもしれません!

 

 

 

しっかり準備体操をした後、いよいよ競技スタートです。

 

 

 

 

 

 

最初の種目は「もうじゅうがり」

 

 

 

<ルール>

司会者が叫んだ動物の文字数の仲間を集め、仲間が出来たら課題(好きな食べ物や趣味など)を言い合ってから座ります。一番座るのが遅かったチームが負けです。

 

 

 

 

 

 

今回のスポーツ大会は学年も学科もごちゃ混ぜのチーム戦ということもあり、自己紹介もかねつつ、徐々にチームワークが出来上がっていきました。

 

 

 

 

 

 

2種目目は「ポートボール」

 

 

<ルール>

ルールはバスケットボールと同じですが、ゴールの代わりにゴール位置に立っているゴールマンという役割の選手がボールをキャッチすると得点となります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

点数が接戦になってくると、チーム内での応援もヒートアップ!

 

 

 

 

 

 

3種目は「ナンバードッジ」

 

 

 

<ルール>

通常のドッチボールとは少し違って、背番号のついたゼッケンを着てプレーして当たった人のゼッケンの数字がチームの点数になります。

 

 

 

 

 

 

最後は「チーム対抗リレー」

 

 

 

飛び入り参加した先生チームもやる気満々です!

 

 

 

 

↑写真左から、作業療法学科/山下先生、理学療法学科/木下先生、作業療法学科/栗原先生、作業療法学科/山田先生、作業療法学科/伴野先生。

 

 

 

 

学生も先生も、全力で走りました。

 

 

 

 

 

 

 

楽しみながらも、やるときはみんな本気!

 

 

 

 

理学療法学科/木下先生から、作業療法学科/栗原先生へのバトンリレー!

 

 

 

 

 

 

 

勝って喜んで、負けて悔しいのもスポーツの醍醐味ですね。

 

 

 

 

 

 

最後は理学療法学科の鍋城先生が、すでにゴールした学生たち見守られながらフィニッシュ!

 

 

 

 

 

 

優勝したチームには景品が贈られました。

 

 

 

 

 

 

在校生にとっては全員初めてのスポーツ大会で、特にスポーツ大会実行委員の皆さんは手探りでたくさん準備をしてくれました。

 

 

 

おかげで来年につながる大盛り上がりなスポーツ大会になりました。本当にありがとうございました!!

 

晴れやかな旅立ちの日。令和4年度日本リハビリテーション専門学校卒業式

3月の晴れた日、ヒルトン東京で日リハの卒業式が行われました。今年は数年ぶりに保護者の方もご参列いただいての開催となり、多くの方に見守られての卒業式となりました。

 

 

 

 

校長先生から、一人ひとりに卒業証書が手渡されます。

 

 

 

 

全員に卒業証書が手渡された後は、草野校長、敬心学園の小林理事長から祝辞をいただきました。

 

 

 

 

 

 

続いて、同窓会会長であり本校の非常勤講師でもある河邊先生から祝辞をいただきました。

 

 

 

 

また、日本理学療法士協会様、日本作業療法士協会様を始め多くの方々から祝電も頂戴し、温かいお言葉が卒業生に向けて披露されました。

 

 

祝電披露後には、在校生代表から尊敬する先輩方へ送辞が送られます。

 

 

 

 

そして最後は卒業生代表の答辞。

 

 

コロナ禍での実習や患者様と接して気付いた現場の厳しさ、それでもこれから理学療法士・作業療法士として旅立つ覚悟、そして4年間辛いことも楽しいことも一緒に乗り越えてきたクラスメイトへの感謝の言葉が語られました。

 

 

 

 

中には涙する保護者の方の姿も。。。

 

 

お互いに同じ目標を持った仲間と励ましあいながら乗り越えてきた日々であったのはもちろんのこと、ご家族の皆さまにも支えられた4年間だったと改めて感じる答辞でした。

 

 

 

 

 

 

卒業式後には、各クラスから先生方へ想いのこもったプレゼントが。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

日リハを卒業しても、「日リハの学生」であったことはずっと変わりません。
いつでも仲間が、先生が、そして日リハがついています。困ったとき、辛いときはいつでも頼ってくださいね。

 

 

今度は理学療法士・作業療法士として、みなさまと再会できることを楽しみにしています!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ご卒業おめでとうございました!