最終目標は国家試験の合格!卒業生による心温まるサポート

新年度も開始から1か月がたち、新入学の学生さんもようやく学校生活に慣れてきたように思います。4年間のスタートですので、目標に向かっていいスタートを切っていただければと思います。

 

 

さて、入学がスタートであるとしたら、学生生活のゴールは卒業ということになります。しかし本校は、医療職養成の専門学校ですので、ただ単位を取って卒業するのではなく、資格を取って卒業することが目標となります。

 

 

 

 

そのためには4年次の最後に国家試験を受験しなくてはなりません。学校の対策や学生さんたちの頑張りで、幸いにも今年は100%近い合格率(昼間部は100%/夜間部は約96%)をあげることができました。理学療法士・作業療法士の合格率の全国平均は80~90%です。

 

 

そのように聞くと、かなり高い合格率で、なにやら簡単に合格できそうな気がするかもしれませんが、決してそうではありません。

 

 

受験に先立って、3~4年間の学校での勉強があり、病院や施設など臨床での実習があり、卒業相当と認められた学生さんたちが、受験勉強をしてその結果の合格率なのです。

 

 

資格取得のための実力は一朝一夕でつくものではありません。日頃の学校生活のなかで養われていくものなのです。

 

 

とはいえ、いくら勉強していても、国家試験当日は緊張するもの。勉強した知識を忘れないように、受験票や必要な物品を忘れないように、いろいろ気を使ってしまい、ほかのことには手が回らない、という人も多いようです。

 

 

学校の同窓会では以前から、昨年受験した卒業生が受験生のために昼食を差し入れ、応援をする活動をしてくれています。今年も2月末の日曜日にわざわざ手配して持ってきてくれました。

 

 

 

 

 

卒業生の皆さん、ありがとうございました。

 

 

作業療法学科夜間部 河邊

去年の自分より成長してますか?

将来なりたい理学療法士像として、患者様から信頼を得、心のケアが出来る者になりたいという言葉をよく聞く。話としては全く御尤もであるが、そのために必要なことはなんなのであろうか?

 

 

前提条件としては、自分の立場(理論)を守るためのウソ、誤魔化しであっては成立しないという事である。

 

 

科学の始まりは、多くの人がその知識を利用して幸せになる事を目標としている。したがって、データーの改変などはあってはならない。そもそも、信頼に値しないデーターを収集して、仮説は立てられないのは当然であろう。仮説は検証によってさらに深く本質に進む道筋を立ててくれることになるが、仮説が連続し続けると妄想と呼べるもので、自らの行動は迷走する。

 

 

自分を信じる事が出来ない人が患者様に信じて欲しいと言うのは傲慢であろう。自分を信じられる状況を作るために、勉強し、経験し鍛えていく事は当然であると考える。

 

 

経験の中で失敗を恐れるあまり、人の指示をばかり待っている者もいる。自分のできる範疇から出ようとしないモノもいる。自分の心・行動を狭く閉ざして、心を開いてもらえると思うのであろうか?

 

 

傷つきたくないという事で評価されることを恐れ、他者を評価し「優しい」で自分に都合の良い人を見極める。庇護される事を望み、変わることを望まない。今の自分のまま認められることを望み、未来の自分に期待していないのではないかと感じさせる事もある。縮こまる方向に働く力は、連続して続き「消極的な生き方」を作り出してしまう。自分の可能性もどんどん減少する。

 

 

人は、成した事によって評価されるのであって、その蓄積が未来に期待を抱かせる事になる。その前に、いざと言う時のために力を蓄え、備えていく。それは苦しいことかもしれないが、その苦しみを強く感じる人と、それを楽しめる人では到達度が違ってくるのは当然である。

 

 

同じものを食べたから同じ人間に成るわけではない。もっとも、楽しみや喜びは、苦しさを味わった方が濃密に感じることは事実であるが・・・。

 

 

「生きたいところで生きる」、「成りたい者になる」変化する事を恐れず、変化する事が出来るのが「生きている」につなげる為に、その努力はやりがいのあるモノなのであると認めてみよう。そして、もっと自分を信じて、もっと自分に期待して、気持ちよく、愉快な仲間と仕事や人生に乾杯の盃を上げよう。凛々しく。

 

 

 

理学療法学科総括学科長 畠山敦

恩師の言葉

あけましておめでとうございます。理学療法学科昼間部の五嶋です。新年を迎えて既に2週間過ぎましたが、今年最初のブログという事ですので、本年もよろしくお願い致します。

 

 

新年を迎え、気持ちを新たに頑張っていらっしゃるかと思います。皆さんは今年の目標は何にしましたか?

 

 

私は、「“たられば”は言わない」です。1月からのドラマでもありますが、「あのときこうすれば…」や「もしこれをやっていたら…」というのは、問題であることはわかるけど、結果には繋がりません。先に後悔しないためにも、問題を先送りせず、行動に移したいと思っています。

 

 

話は変わりますが、年も越して後期授業も終了したため、現在当校では後期の定期試験を行なっているところです。

 

 

試験が合格できないと進級はできません。理学療法士・作業療法士の国家試験の受験資格は理学療法・作業療法学科の専門学校や大学を卒業することが必須なので、臨床実習もそうですが、定期試験を全て合格することが必須になります。

 

 

勉強はもちろん易しいものではありませんが、試験の内容は理学療法士・作業療法士になるためには必要な知識であり、ここで何とか暗記で乗り越えたとしても、理解が定着しなければ、その先の段階でつまずく可能性がありますので、しっかり理解してもらいたいと思っています。

 

 

私の恩師の言葉ですが、

 

「できる人と比べてできないと感じている人は、できる人よりも勉強量が少ない可能性もある。まずは同じだけ勉強してみることで初めて比較ができるはずだ。」

 

とおっしゃっていました。

 

 

自分より優れている人に対して卑屈にならずに、まずはその人のレベルに近づけるよう努力することが大事だと思います。実際、私の周りにもはじめは他の人よりできなくても努力して周囲より結果を出せた人も見てきました。

 

 

勉強は興味がないとなかなか理解ができないこともありますが、医学の勉強は日々の積み重ねが結果に繋がりますので、「あの時もっと勉強していたら…」と後悔しないよう頑張って、患者様に心身ともに元気になってもらえることができるセラピストになってもらいたいと思います。

 

 

これから試験を控えている方もたくさんいらっしゃると思います。最近はインフルエンザも流行っているので、手洗いやうがいをしっかりして、本番で力が発揮できるよう、体調管理をしてくださいね。