日リハでNPO法人 日本ボイタ協会の講習会が開催されました!

日リハの校舎(イセビル)でNPO法人 日本ボイタ協会の講習会「ボイタ法に基づく正常運動発達講習会」が開催されました!

 

 

 

 

この講習会は0才〜1才くらいの小さいお子さんの運動発達を体感するというもの。

 

 

実際に自分の身体を使って

 

「赤ちゃんのこの時期は、身体はこんな動きをする」

「身体はこんな反応や変化をする」

 

というのを学びます。

 

 

 

 


 

ボイタ法とは

 

ボイタ法はボイタ教授によって発見された『反射性移動運動』を利用した運動機能障害に対する治療法です。子どもに特定の姿勢をとらせ、特定の部分(誘発帯)に適切な刺激を与えると、全身に運動反応(筋収縮)が繰り返し引き出されます。教授はその反射性移動運動が新生児でも大人でも脳性麻痺児でも引き出されることを確かめ、人類の脳に生まれつき備わっている運動パターンであると考えました。その運動パターンは正常運動発達の過程では自然に現れて来ますが、脳性麻痺児では自然には出現することが出来ず、治療によって引き出す必要があります。引き出された反応を自分のものにする可能性は、脳の可塑性から考えても脳損傷の時期に近いほど、月齢が小さいほど大きいはずです。しかし、一般に軽い脳性麻痺では1歳半~2歳以上にならないと確定診断は困難です。そこで教授は生後6ヶ月までに早期診断できる方法を考案しました。

 

引用元:日本ボイタ協会

 


 

 

この講習会を実施している日本ボイタ協会と、日リハ理学療法学科 黒木先生のつながりがあり今回日リハでの開催となりました!

 

 

 

 

当日の参加者は理学療法士、作業療法士だけでなく、現役の保育士の方や助産師の方も!!

 

 

 

実際に赤ちゃんに関わる職業の方々にとって、運動発達はとても重要なんですね。

 

 

 

 

ちなみに、この講習会には日リハの夜間部卒業生✨も、現役の理学療法士として参加していました。

 

 

 

 

 

 

 

卒業しても、日リハを通じて学び続けてくれて嬉しい限りです!

 

作業療法学科就職説明会を開催しました~卒業してからもつながる関係~

暑い日が続く8月上旬、作業療法学科昼間部・作業療法学科夜間部の4年生を対象とした就職説明会が行われました。

 

 

コロナ禍の影響もあり、対面で開催されるのは4年ぶりとなる今回。身体分野、老年分野、発達分野などさまざまな分野や領域の病院・施設から80を超える参加をいただきました。

 

 

 

 

 

 

長期実習を終えた4年生は、これから就職活動を本格化させる時期です。初めての就職活動では、どのような病院・施設があるのか、教育制度は充実しているかなど、疑問や不安がたくさんあるもの。

 

 

 

 

 

 

多くの病院・施設の方々のお話を直接聞き、どの分野や領域に就職したいのか、将来どんな作業療法士になりたいのか、将来の道を具体的に考える大切な機会となりました。

 

 

 

 

 

 

また、病院・施設の参加者には、日リハの卒業生も多く参加してくれました!
卒業して十数年経つ先輩から、今年3月に卒業したばかりの新卒生まで、幅広い世代の卒業生が集まりました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【写真を掲載させていただいた(卒業生が参加していた)施設を一部紹介します(順不同)】

 

・所沢ロイヤル病院

・平和台介護老人保健施設アバンセ

・埼玉セントラル病院

・川崎協同病院

・清瀬リハビリテーション病院

・医療型障害児入所施設土方苑

・新座志木中央総合病院

・大橋病院

・新座病院

・いずみ記念病院

・西部総合病院

・圏央所沢病院

・津田沼中央総合病院

・クローバーホスピタル

・新松戸中央総合病院

・城西病院

 

※その他、写真には写っていない卒業生も参加してくれていました。

 

 

 

ベテランの卒業生の姿は作業療法士としての将来像、卒業生して半年の先輩の姿には4年生も1年後の自分が想像できたのではないでしょうか。これは、開学して26年以上卒業生を輩出し続けている日リハならではの光景ですね。

 

 

 

同級生同士の再会もありました!作業療法学科の教員である栗原先生と山下先生は同じ学年の日リハ卒業生なのですが、なんとその同期の方々が偶然、病院・施設の代表として参加してくれていました。

 

 

 

 

皆でそろっての記念写真。

 

 

 

こんな偶然の再会も、日リハのつながりの深さがあるからこそ。4年生にとって、卒業後も続く日リハ生としてのつながりを感じることもできる就職説明会となりました。

 

 

 

ご協力いただきました病院・施設の皆様、ありがとうございました。

 

作業療法学科「スプリント作成実習」~学内演習授業の様子(昼間部3年生)~

作業療法学科昼間部3年生が【身体障害治療学Ⅲ】の授業で「スプリント作成実習」を行いましたので、その授業の様子を写真とともにお伝えします。

 

 

 

 

そもそもスプリントって何?という方もいらっしゃると思うので、まずはスプリントについて簡単に説明します。

 

 


 

 

〜スプリントとは?〜

 

ケガや障害によって低下してしまった身体の機能を補う他、これ以上低下させないようにしたり、患部を固定・保護・矯正したりするために装着する装具のことです。

 

スプリントの素材は、熱を加えると柔らかくなり、冷えると硬くなるプラスチックです。

 

冷えるとその形のまま硬くなり、形状が維持されます。

 

患部に合わせて自由に形を整えることが可能で、対象の方それぞれに合う形にすることができるのです。

 

 


 

 

このスプリントの作成も、実は作業療法士のお仕事の一環で行うこともあります。

 

 

 

今日は、いままで学んできた作業療法士としての治療や、装具が必要な疾患の知識、実際に患者様と接してきた実務経験などを活かして、スプリントを作成していきます。

 

 

 

まず、スプリントの素材を70℃近くのお湯につけて柔らかくしていきます。

 

 

 

 

 

 

柔らかくなったらお湯から上げ、温かいうちに学生自身の手に乗せ、形を整えます。

 

 

 

この形を整えるのが大変で、熱いうちに作業をしなければいけません。

 

 

 

どのグループからも「熱い!熱い!水で冷まして!」という声や「早く形を整えないと!急いで!」と頑張っている声があがっていました。

 

 

 

 

 

 

初めて行う作業ということもあり、なかなか思うようにできなかったり、冷ましすぎて形が整えられなかったりと。

 

 

 

 

 

 

悪戦苦闘しながらも、クラスメイトと協力しながら形を整えていきます。

 

 

 

 

 

 

学生の手の形に整えたあと、冷水である程度冷ましたら余分なところをハサミで切っていきます。

 

 

 

ここまででできたものがこちら。

 

 

 

 

 

 

作成途中ではありますが、このように対象者の手の形に合ったスプリントを作っていきます。

 

 

 

作業療法士はリハビリをするだけではなく、患者様の生活の質を向上させ、支援していく役割もあります。

 

 

 

日リハの授業では、座学だけではなく、実際に身体を動かしたりモノを作ることも行っています!

 

 

 

作業療法についてもっと詳しく知りたい方は、説明会で体験を通して知ることができますのでぜひご参加ください。