片麻痺用下肢装具について学ぶ

日リハでは、卒後教育講座を開催し、理学療法士・作業療法士として活躍されている卒業生のスキルアップを応援しています。

 

 

先日、理学療法学科の木下先生が、「超入門!片麻痺用下肢装具(長・短下肢,硬・軟性)」として、装具に関する卒後教育講座を開始しました。

 

 

木下先生は、理学療法士と義肢装具士のダブルライセンスをもって、急性期・回復期・慢性期などの多くの病院で30年以上にわたり勤務した経験があります。

 

また、大学で教えていたこともあるなど、指導者としても多くの経験を持っています。

 

 

 

 

 

そんな木下先生が、セラピストとして活躍している卒業生のために、片麻痺用下肢装具について、実践的かつ本質的な装具療法を、セラピストになりたての卒業生から、セラピストとして多くの経験を積んできた卒業生のどちらにとっても深い学びになるように教えてくれました。

 

 

当日は、下肢装具についての基礎から復習し、実際に片麻痺用装具を触り、実際に自分たちの下肢に装着して歩いてみます。

 

 

その時の様子を卒業生の方が撮影してくれましたので、よろしければご覧ください。

 

 

※音声は消してあります

 

 

 

木下先生がやると簡単そうに見えますが、熟練されたテクニックがあるからこそ、簡単そうにできてしまうんですね!

 

また、実際に歩いてみることで、患者様の気持ちを感じることもできたことでしょう。

 

 

※音声は消してあります

 

 

今回の講座を通して、参加した卒業生の皆さんは、主に4つの事を得ることができたことと思います。

 

 

1.装具を装着している患者さんの気持ちと身体の感覚を体験できます。

 

2.装具の選択基準が理解できます。

 

3.装具ごとの運動療法が理解できます。

 

4.採寸時に義肢装具士と会話ができ、細かいオーダーができるようになります。

 

 

 

ぜひ今回の講座で学んだことを現場に持ち帰り、役立ててくださいね。

 

 

 

日リハは今後も卒後教育講座を開催いたします。

 

 

 

卒業生の皆様、お忙しいかとは思いますが、ぜひこのような機会を利用して、ご自身のスキルアップにつなげてください!!

長期実習に備えてしっかり準備

日リハの即戦力教育の一環として行っている取り組みとして、卒業生の模擬患者演習(Teaching Assystant System)があります。

 

 

この模擬患者演習は、3年生になってから、長期実習に備えて行う取り組みで、昼間部でも夜間部でも同じように実施しています。

 

 

 

先日、理学療法学科夜間部の3年生が、この模擬患者演習を行いました。

 

 

 

 

 

 

この模擬患者演習で身につくこと(得られること)をはたくさんありますが、ここではあえて3つに絞ってあげてみます。

 

 

●今まで学内で学んできた知識や技術を体系的に整理できる

 

入学してからたくさんの事を学んできました。解剖学、生理学、運動学といった基礎医学の勉強から始めて、疾患について学び、疾患別のリハビリテーションを勉強してきました。

いままで学んできたことをこの機会にいったん整理し、「具体的に現場ではどのよなリハビリテーションを行っていくのか」を考えながら、体系的に整理し確認することができます。

 

 

●現役の理学療法士・作業療法士(卒業生)に手取り足取り教えてもらえる

 

現役で現場で働いている理学療法士・作業療法士(卒業生)から直接手取り足取り教えてもらうことができるので、現場で必要とされているテクニックであったり、教科書には載っていないようなちょっとしたコツ等も教えてもらうことができます。

現場で働いているからこそわかることって、机上の勉強だけではどうしても身に付きにくいですからね。

 

 

●長期実習に備えて、緊張感のある中でもしっかり対応できるようになる

 

日リハでは3年生の後期から長期の実習が始まります。長期の実習では、基本的に一人一施設で実習をさせていただきますので、かなり緊張感も高い状態が続きます。

前準備が不十分な状態で実習に行っても、「何をどう動いたらいいかわからない」といった状況になってしまうかもしれません。しっかりと準備をしてから実習に臨むことで、より実りの多い実習となることでしょう。

 

 

 

 

他にも、卒業生との交流ができたり、自分のできること・できない事を確認して、強みを伸ばしたり、弱点を克服したりといった対策がとることもできますね。

 

 

 

今回の模擬患者演習で、夜間部の学生のみなさんは、卒業生とマンツーマンでみっちり指導してもらう事が出来ました。

 

 

 

ぜひ、この機会をいかし、これから始まる長期実習に備えて、しっかりと準備を進めていってくださいね。

仕事の後に、勉強しています

理学療法士・作業療法士は国家資格で、一度取得できれば途中更新などはありませんので、長きにわたってリハビリテーションに携わっていくことができます。

 

しかし、だからと言って資格を取得したらそれで終わりではありません。

 

 

 

医療は日々進歩していきますし、学校での勉強だけでは現場で対応しきれないケースも出てきます。

 

 

ですので、理学療法士も作業療法士も、学校を卒業した後、現場でセラピストとして働くようになってからも、常に最新の情報にアンテナを張り、患者様により良いリハビリテーションが提供できるように、日々自己研鑽を続けていくことが必要です。

 

 

 

日リハでは、卒業生の方向けに勉強会(卒後教育講座)を開催し、卒後のフォローアップをしています。

 

 

 

今年度もたくさん卒後教育講座を開催いたしますが、先日は理学療法士であり義肢装具士の先生による、片麻痺の下肢装具講座を行いました。

 

 

 

 

 

 

また別の日には、ニューロリハビリテーションの講座を行いました。若手の卒業生だけでなく、経験のある方にとっても有意義な勉強会になったことと思います。

 

 

 

 

※ニューロリハビリテーションとは、脳のメカニズムなどに着目して神経機能の回復を図るリハビリのアプローチです。

 

 

 

 

卒業生の皆さんは、仕事の後や休日を利用して、日リハの卒後教育講座をはじめいろいろな勉強会に参加して、自己研鑽を続けているのです。

 

 

 

こうした努力が、卒業生自身の為だけでなく、リハビリを行う患者様にも還元されることになるのです。だからこそ、日リハの卒業生は厚い信頼をいただくことができるのですね。

 

 

 

今年度の卒後教育講座スケジュールはこちらからご覧いただけます