評価実習に向けての演習授業

今日は作業療法学科3年生の身体障害分野の演習授業の風景をご紹介します。

 

 

本校は4年生の学校で、3年生の後期から4年生の前期にかけては長期の実習に行くことになっていますので、3年前期は実習に向けて実践的な演習授業が多くあります。この授業では、脳卒中を経験した当事者の方にご協力頂き、お体に触れ、これまで授業で習った様々な検査を実際に行わせて頂きました

 

 

 

これは関節がどれくらい動くのか、その角度を測っていく「関節可動域測定」を行っているところです。

 

これまではクラスメイトを相手に練習を重ねてきましたが、障害をお持ちの方を相手に測定を行ってみると、脚の重さ、関節の硬さ、筋肉の強ばりなどが、クラスメイトとは全然違うのだという事を感じ取れたようです。

 

 

 

 

続けて、これは「上肢機能検査(STEF)」という道具を使った検査を実施しているところです。

 

握る、つかむ、つまむ、離すなど手の機能の何が障害されているのか観察し、点数化する検査です。写真では手を動かそうとすると、手の震えが出てしまうという症状のある当事者の方にその検査を行わせて頂きました。震え(振戦)が出にくい工夫をした場合、しなかった場合等その違いも見せて頂き、その症状について学びが深まったようです。

 

 

 

 

他にも様々なことを体験させて頂きましたが、どれも授業内では得難い大変貴重なものになったと学生の感想も聞けました。

 

 

この経験を糧に、実習に向けますます頑張ってくれるだろうと期待しています。

 

 

※ご本人の許可を得て写真を掲載しています。

 

理学療法学科昼間部1・2年生による合同授業

先日、理学療法学科・昼間部の1年生と2年生による合同授業を行いました。

 

いくつかの教室に分かれ、距離を保つなど感染対策を施したうえで1年生・2年生でペア(又は3人グループ)を組んでのワークです。

 

 

 

 

内容としては、障がいをお持ちの方の体験談の動画を視聴し、感想を文章でまとめた後、ペアの人と共有してディスカッションをする、といったものになります。

 

 

 

 

2年生が誘導して、1年生が話しやすい雰囲気をつくっている様子もうかがえました。

 

色んなところから「なるほど」「そういう考え方もあるよね」といった声が聞こえ、活発にディスカッションが行われていました。

 

 

 

 

医療現場では、様々な職種の方とのコミュニケーションが必要になります。このような合同授業や、グループワークによってコミュニケーションスキルを身に付けていきます。

 

学びはとめない

今回の緊急事態宣言では、1回目の緊急事態宣言時とは異なり、学校教育に関しては一斉休校とはせずに、オンライン授業の対応も行いながら、なるべく対面授業を継続するようにと指導されています。

 

 

 

科目によってオンラインで対応できる授業もありますので、その場合はZOOMなどを使って実施しています。

 

 

 

 

 

 

一部、実技の授業など対面でも授業を継続しておりますが、これまで以上に感染予防に取り組み、定期的な換気、マスク・手袋の着用、アルコール消毒など徹底して努めています。

 

 

 

 

 

 

作業療法学科昼間部では、身体障害分野の授業で、実技授業を対面で行っていましたが、この授業では、先生が2名入って学生の皆さんをフォローしていました。

 

 

 

 

 

 

コロナ渦で制限は何かと多いですが、学生のみなさんの学びは止めずに、着実に前に進んでいきましょう。