「スポーツ × リハビリ」ってどんな関係?

― 日リハで学ぶ、理学療法・作業療法とスポーツのつながり
「スポーツがきっかけで理学療法士を目指しました」
日リハでは、そんな学生の声をよく耳にします。
でも実は、スポーツと深く関わっているのは理学療法だけじゃないんです。
今回は、日リハの授業を通して、スポーツと作業療法・理学療法の関わり方を紹介します!

スポーツと作業療法 ー「楽しさ」が支えるリハビリ
作業療法学科では、スポーツを取り入れた授業を行っています。
革細工や手工芸と同じように、スポーツも“治療の手段”として扱われるんです。
たとえば風船を使ったバレーボール。
「イスからお尻を離さない」などの制約を設けることで、身体機能の訓練や集団での協力を楽しく体験します。

また、ビニールひもやすずらんテープだったり、場合によってはチラシなんかもを使って即席のネットを作るなど、限られた環境でどう工夫するかも大事な学び。

 

 

このように、遊びの中にリハビリの要素が自然と組み込まれているのが、作業療法ならではの魅力です。

スポーツと理学療法 ー 「ケガを防ぎ、回復を支える」技術

一方の理学療法学科では、スポーツによるケガのケアを学ぶ授業が行われています。
今回は過去の授業、足首の捻挫に対するテーピングの実習の様子を見てみましょう。
使用するテーピングは3種類。
症状や目的に合わせて使い分け、正しく、効果的に固定するための技術と、身体構造に関する知識が求められます。

最初はうまく巻けなくても大丈夫。
先生の実演をしっかり見て、何度も練習する中でテクニックを身につけていくことが大切です。

将来、部活動や地域のスポーツチーム、プロアスリートなどをサポートしたいという人には、とても実践的な内容です。

スポーツとリハビリ、それぞれの関わり方
最後に、スポーツを「競技スポーツ」と「生涯スポーツ」に分けて、
それぞれにどんなリハビリの役割があるかをまとめてみましょう。
① 競技スポーツ(理学療法が活躍)
・勝敗を競う、プロや学生のスポーツ
・ケガの予防・治療、パフォーマンスの向上をサポート
・テーピングやリハビリなど“トレーナー的”な関わり方が多い
② 生涯スポーツ(作業療法が活躍)
・レクリエーションや健康維持のためのスポーツ
・心と体の両方に働きかける“治療”としてのスポーツ
・コミュニケーション能力の向上や、精神的な安定にも効果的

スポーツに関わる仕事をしたいなら…
「スポーツと関わる仕事がしたい」
「人を支えるリハビリの仕事に興味がある」
そんなあなたには、理学療法士・作業療法士という選択肢があります。
日リハでは、実践的な授業と豊富な学びのチャンスで、あなたの夢を全力で応援します!