仲間と一緒だから頑張れる。とある晴れた日曜日の昼間部の学生たち

とある晴れた日曜日、授業はない日でしたが、教室には生徒の姿がありました。

 

 

 

 

翌週実施される試験に向けて、自主的に勉強するために集まった作業療法学科昼間部の1年生です。

 

筋肉の名前と場所を覚えるため、分厚い教科書やノートを片手にお互いに確認していました。

 

 

 

 

一人だとなかなか難しい医療の勉強も、仲間と協力するグループ学習で体系的に学ぶことができます。

 

 

 

 

そして何より「勉強しよう」という想いを共有することで、モチベーションを高めることにもつながっています。

 

 

 

 

実は同じ教室の後ろでは、作業療法学科昼間部2年生も自習していました。

 

 

 

 

日リハでは、図書室や自習室はもちろん、実習を行う教室を借りて自習する生徒たちの姿をよく見かけます。

 

授業とは別にグループ内でゆっくり振り返る時間を持つことで、自分のできること・できないことを明確にしたり、強みの発見や弱点の克服といった学びを積み上げることができます。

 

 

こういったグループでの自習が日常的に行われているのも、日々グループ学習を実践している日リハだからこそ。

 

 

勉強が大変なとき、モチベーションを維持するのは難しいことではありますが、
仲間と一緒に頑張っていきましょう!

知識・技術・人間性を学ぶ~理学療法学科夜間部の入学前学習会(合格後学習会)

今回は理学療法学科夜間部の合格後学習会をレポートします!学習会のテーマは「五感を総動員させる」です。

 

内容は「自己紹介」「骨を学ぶ」「運動方向を知る」「松葉杖と車椅子を使ってみる」の4本立てで、知識、技術、人間性も関わる内容盛りだくさんで行われました。

 

 

 

1:自己紹介

 

まずは自己紹介から。「理学療法士になりたいと思ったきっかけ」を話していただきました。

 

 

コミュニケーションのきっかけは挨拶からです。ここでも人間性が発揮されます。

 

 

自己紹介の後は、言葉を発さずにジェスチャーだけで誕生日を伝え合い日付順に並んだり、ビリビリに破いた紙をシャッフルし、言葉を発さずにグループ内で協力して正しい形に戻すレクリエーションを行いました。

 

 

このレクリエーションを通して、コミュニケーションは言葉以外のものもかなり重要なことを体感してもらいました。

 

 

 

 

2:骨を学ぶ

 

そして始まった最初の学習は、骨模型の組み立てです。

 

 

グループに分かれ、バラバラになっている骨模型を正しい位置に置いていきます。

 

 

自分の身体で確認したり、骨格標本と見比べたりしながらグループ内で相談し、骨模型を組み立てました。

 

 

グループ内でお互い話し合うと理解が深まります。

 

 

 

 

3:運動方向を知る

 

続いての学習は「運動方向を知る」です。関節の部位によって動かせる方向(運動方向)があり、「外転(外側に転がる)、屈曲(折れ曲がる)、内旋(内側にまわる)、回内(掌が内側にまわる)・・・」など、動きには名前がついています。

 

 

関節の名前と、動きの名前を組み合わせ、各関節がどんな運動をしたか、どんな位置にあるかを示すことにより、色々な姿勢を伝えることが出来ます。理学療法学科の土手先生から関節の名前と動きの名前で指示を出され、参加者の皆さんも実際にポーズを取ってみます。

 

 

土手先生から「右肩関節最大外転、右肘関節100°屈曲、右手関節軽度掌屈、左肩関節軽度屈曲、肘関節軽度屈曲・・・」と次々指示が出て、最終的にこのようなポーズになりました。

 

 

医療で使われる専門用語は膨大ですが、自分の身体を使って覚えていきます。
これも五感を使った学びの1つです。

 

 

 

4:松葉杖と車椅子を使ってみよう

 

最後は、松葉杖と車椅子を実際に使ってみます。松葉杖を使う相手に合わせて正しい高さに調整し、手の力で支えやすい長さを知ります。

 

 

杖の使い方も学んでいただきました。

 

 

車椅子は初めて触るという方もいらっしゃいましたが、2人1組で声を掛け合い、助け合いながら操作していました。

 

 

この「声を掛け合う、助け合う」というのも、理学療法士として最初の一歩になります。

 

理学療法士は患者様や利用者様がいて、初めて成り立つ仕事です。

 

自己紹介で理学療法士になりたいきっかけが人それぞれだったように、相手にどんな背景や環境があるのか、知識や技術だけではない人間性の部分も理学療法士にとっては大切です。

 

どのように伝え、理解してもらい、理学療法を実行してもらえるか、常に相手側にたって考える必要があります。日リハでは、その「豊かな人間性」を育成するため、コミュニケーションの部分もしっかりと扱っています。

 

 

骨模型や運動方向の知識、松葉杖や車椅子を使う技術、そして自己紹介やレクリエーション、グループワーク等を通した人間性の部分と、とても内容が多い学習会となりました。

 

参加者の皆様、お疲れ様でした!

ストレッチから学ぶ身体の仕組み~理学療法学科昼間部の入学前勉強会(合格後学習会)

先日、2022年4月に理学療法学科へ入学予定の皆様にご参加いただき、合格後学習会を開催しました。

 

 

今回は、昼間部と夜間部に分かれての学習会となりました。このレポートでは昼間部の学習会をご紹介します!

 

 

今回のテーマは、

「ストレッチから学ぶ身体の仕組み」

です。

 

 

 

5~6人のグループに分かれ、まずは立位体前屈(立って行う前屈)で台から指先までの長さを測定します。

 

 

 

 

台を超えて指先が届く人もいれば、台まであと少し…という人も。
在校生や他の参加者から「がんばれ!」と応援されながら、懸命に前屈します。

 

 

 

 

 

次に、高瀬先生が正しいストレッチ姿勢と正しくないストレッチ姿勢の両方を実演。

 

 

 

 

みんなで正しいストレッチの姿勢を実践します。

 

 

 

 

 

 

 

そして在校生が骨格標本を使って「なぜ正しいストレッチの姿勢なのか」「なぜ正しくないストレッチの姿勢なのか」身体の仕組みを解説しました。

 

 

 

 

実はこの「在校生の解説」も大きなポイントです。

 

 

 

理学療法士にとって、患者様へ身体について説明することは重要な仕事です。専門家として、わかりやすく相手に伝えることも4年間の勉強の1つと言えます。

 

 

 

合格後学習会は入学予定者の方々の学習会ですが、在校生にとっても学びの場になっています。

 

 

 

 

 

入学予定の皆さんも、先輩たちと同じように4年後にはわかりやすく相手に伝える専門家になっていることでしょう。

 

 

 

 

正しいストレッチと身体の仕組みを学んだ後は、最後にもう1度、立位体前屈で測定。

 

 

実際にストレッチによって身体が柔らかくなったのか確認します。

 

 

ストレッチ前よりも指先が更に下までいくはず!在校生も、参加者の方に測定してもらい立位体前屈に挑戦していました。果たして結果は…

 

 

 

人によってさまざまな結果になったようですが、実際に自分の身体を動かしたことで、しっかり身体の仕組みを体感する機会となりました。

 

 

 

医療の勉強は膨大ですが、身体を使ったり、友達と勉強をしたりしながら1つひとつ学んでいけば、必ず身につきます。今回の学習会のように、これから皆で頑張って勉強していきましょう。

 

 

参加者の皆様、マスク着用とアルコール消毒にご協力頂きまして、ありがとうございました!