現役のセラピストを迎えて

日リハの即戦力教育の一環で、OSCE(オスキー)を行っています。

 

OSCEは初めての長期実習を控えた学生が、今まで学内で学んできた技術が身についているかどうか、模擬患者に対して評価を行う試験になります。

 

今回は、作業療法学科夜間部のOSCEの様子をお伝えします。

 

 

作業療法学科夜間部のOSCE(オスキー)

 

 

 

日リハで行っているOSCEは、学科学部によって若干取り組み方が違いますが、作業療法学科夜間部では、卒業生であり現場で作業療法士として現役で活躍されている方にお越しいただき、学生の評価をしていただきました。

 

 

評価を行っていただく卒業生の皆さんは、評価に差が出ないように事前に打ち合わせを行ってからOSCEを実施します。

 

 

 

 

 

学生は二人一組でペアになり、お互いが作業療法士と被験者とを交互に実施します。緊張しながらも、今まで学んできたことを精一杯実践します。

 

 

 

 

そして、学生の実技について細かくチェックをしていただきます。ここでチェックをしてもらう項目は、ただ単に技術(テクニック)だけではありません。

 

 

技術はもちろん大切ですが、患者様との接し方、話し方、目線など、医療人として患者様との”接遇”も、即戦力になるためには必要な要素です。

 

 

 

 

そして、今回参加してくれた卒業生の皆さんが、ティーチングアシスタントとして、学生に対してフィードバックを行ってくれます。

 

 

日リハでは、夜間部でもこうした実践的な授業(試験)を通して、4年間かけて即戦力としての力をしっかりと身につけていただけるようなカリキュラムになっています。

 

 

 

 

日リハは開校して23年目を迎え、2100名以上の卒業生を即戦力として現場に送り出してきました。

 

 

そして今、第一線で作業療法士・理学療法士として活躍をしてくれている卒業生の方がたくさん、卒業後も後輩育成のために学校に戻ってきて協力してくれているのです。

 

 

これは、日リハの大きな強みの一つになっています。

国家試験対策が本格スタート!

4年生のみんなが、長い長い実習期間を乗り越えて、学校に帰ってきました!

 

みんなお疲れ様でした!!

 

 

そして、ついに最後の難関、国家試験に挑む日が近づいてきました。

 

先日、4年生が全員集まって、国家試験に向けたオリエンテーションを行いました。

 

 

 

 

20年以上の歴史がある日リハには、国家試験合格に向けたプログラムがあります。

 

 

国家試験本番まで、特別講義・グループワーク・模擬試験、etc…緻密に設計されたスケジュールで、しっかりと対策をしていきます。

 

 

 

 

今年度の国家試験本番は2020年2月23日(日)です。

 

 

4年間大変な勉強や実習を乗り越えてきたみんななら必ず合格できます!

 

 

目指せ、全員合格!!!

 

レクリエーションスポーツ演習

作業療法士は、その”作業”という名前が付くこともあって、どうしても”手作業”などのイメージがあると思います。

 

 

しかし、作業療法士にとっても”作業”とは、手作業等だけでなく、普段私たちが生活する上ですべての動作の事が”作業”にあてはまります。

 

 

 

例えば、みなさんが普段当たり前に行っていることをあげてみますと、、、

 

〇 朝起きて、布団からでる

〇 顔を洗う

〇 ご飯を食べる

〇 トイレに行く

〇 身支度をする

〇 電車に乗ってでかける

〇 スマホを使う

〇 パソコンを使う

〇 友人と会話をする

〇 散歩をする

〇 ジョギングをする

 

etc.

 

 

他にもあげればきりがないですが、普段の生活の中で行っている動作がすべて”作業”になるんですね。

 

 

 

なので、作業療法士は患者様の生活に密着したリハビリテーションを行うことが特徴です。すべての動作には必ず”手”の動作が必要になりますので、作業療法士は”手のリハビリテーション”なんて言われることもあるくらいです。

 

(実際は手の動作だけのリハビリテーションを行うわけではありません)

 

つまり、作業療法士はあらゆる動作に対するリハビリテーションを行うという事ですので、作業療法士が行うリハビリテーションは、患者様に合わせて作業療法士が自ら考えてリハビリテーションを行います

 

 

 

患者様が好きだった事、病気や障がいを負ってしまう前に好きでやっていた趣味などをリハビリテーションに取り入れることが多くあります。

 

 

 

実際に、作業療法士は「折り紙」「書道」「料理」等をリハビリテーションに取り入れることは多いですし、家庭菜園が好きな方がいれば一緒に野菜を育ててみたり、スポーツが好きな方がいればキャッチボールやサッカーを一緒にやってみたりと、本当に様々です。

 

 

 

日リハの作業療法学科夜間部では、レクリエーションスポーツを自分たちで立案計画・実際に演習をしてみたり、障がい者スポーツ大会にボランティアとして参加したり、屋外でスポーツをしたりする演習授業があります。

 

 

 

作業療法士として必要な保健体育、スポーツ実技、障がい者スポーツに関しての知識をしっかりと学習します。

 

 

 

では、実際の授業を様子をご覧ください。

 

 

この時の演習授業では、学生さんたちがいくつかのグループに分かれて、グループごとにスポーツレクリエーション演習を考えてきました。

 

 

それぞれ、どのような意味があるのかもちゃんと説明しながら、実際にやってみます。

 

 

こちらは「フラフープくぐり」

 

 

 

 

こちらでは、大きなボールを手を使わずにみんなで協力してゴールまで運んでいます。

 

 

 

グループ対抗でタイムを争いながら、ゲームを楽しんでいます。

 

 

動画でもおわかりいただけるかもしれませんが、日リハの夜間部では、高校卒業後すぐに入学する方もいれば、20代、30代、40代の方、中には50代の方もいて、みなさん楽しそうにゲームに励んでいます。

 

 

 

 

(ちなみに、平均年齢は約26才です)

 

 

日リハ入学前の経験も様々で大学卒業した方、社会人としてお勤めされている方、お子さんがいる方などなど、本当にいろいろなキャリアを持った皆さんが、「国家試験を合格し、即戦力として活躍できるセラピストになる」という同じ目標に向かって、クラスみんなで協力し合いながら頑張って勉強しています。

 

 

よろしければ、こちらの記事もご覧ください。

「意外!?スポーツとリハビリの関係」