海外で活躍するバレエダンサーから、理学療法士を目指し日リハへ。

高校1年生の時から海外に渡り、バレエダンサーとして活躍した高橋さん。そんな彼女が、2023年4月から日本リハビリテーション専門学校の理学療法学科夜間部に入学しました。

 

「なぜバレエダンサーから理学療法士に転身したのか」

 

「なぜ日リハを選んだのか」

 

などについて語っていただきました。

 

自分の経験を生かし、人に寄り添える仕事

 

Q.なぜバレエダンサーを辞めて、再進学をしようと考えたのですか?

 

まだ体力的にはバレエを続けられる状態でしたが、年齢や体格も審査基準の1つとなる世界で自分が活躍できる場に限界を感じたため、バレエから離れる決心をしました。バレエ以外何もない自分がその世界を離れることに対して不安は大きかったですが、今後の人生を悔いなく進みたいと思い、気持ちに区切りをつけました。

 

 

 

Q.理学療法士を選ばれた理由は何でしょうか?

 

「人々の生活に寄り添い支えられる存在になりたい」と当初は福祉関係の仕事を考えていました。しかし調べていく中で、バレエダンサー時代から身体のつくりや仕組みに興味があったこと、そして自分の感覚や経験を生かせるのではないかという思いがあり、理学療法士に強く興味を持つようになりました。

 

4年制の夜間部+親身なサポート

 

Q.理学療法士の学校はいくつもある中で、なぜ日リハを選んだのですか?

 

通学しやすい立地だったこともありますが、「4年制の夜間部」がポイントでした。3年制の学校は、夜間部でありながら始業が早い、土曜日にも授業があるなど、昼間の仕事の時間を削る必要がありました。きちんと働くことにも重きを置きたかったので、3年制の学校は無理だなと。

 

あとは、しっかり学べる環境が良いと思っていました。私は高校1年生から海外のバレエ学校に留学したので、日本の学校は中学校まで。高卒認定は取得しましたが、久しく学校から離れていたので勉強への不安がありました。

 

 

 

Q.仕事と勉強の両立、勉強への不安から4年制を選ばれたのですね。

 

でも日リハへ入学した一番の決め手は、先生方や在校生の方の雰囲気がとにかく温かったことです。説明会に参加したとき、初対面にも関わらず個別相談でじっくりお話を聞いてくださり、そのサポートをとても心強く感じました。

 

再進学を決めたとき「自分で道を切り開くしかない」と覚悟は決めていましたが、勉強についていけるか、仕事と両立できるか、生活はどうなるのかなど、不安はたくさんありました。正直、進学した今でも不安はあります。でもだからこそ、相談できる環境があること、親身なサポートがあることが自分の支えの1つとなっています。

 


 

 

【バレエダンサー時代の高橋さん】

 

 


 

 

不安な気持ちを残さない・引きずらせない

 

Q.実際に日リハへ進学されて、夜間部の先生はいかがですか。

 

先生と生徒の距離はとても近く、質問や相談もしやすい環境です。特に担任の先生はメールで相談事などを送ると驚くほど早く返信をくださります。生徒に不安な気持ちを残さない・引きずらせない、その心意気を持った先生方の存在は、本当に有難く思います。

 

 

Q.バレエダンサーから理学療法士への道に進んで、大変だと思うことはありますか?

 

自分の考えや思いを「言葉」で伝えることですね。バレエダンサーは身体で表現することが仕事です。指導者とディスカッションもしますが、指示を受け入れて求められたことをどう体現するかがより大切になれます。自分で最初から考えて、その思いを言葉にするというのは慣れておらず、苦手意識がありました。

 

でも医療現場ではコミュニケーションは必須。「なんとなくこう思う」を超え、その根拠を考えて発信する癖付けを、今は授業のグループワークやリハビリ助手の勤務を通して練習しています。

 

 

 

Q.昼間はリハビリ助手として勤務されているのですね。どんな仕事でしょうか?

 

病院のリハビリ室での業務です。具体的には患者様の誘導、リハ室内の環境整備(物品補充や片付け)、リハビリ中の補佐、受付まわりの補佐、カルテ記載の修正などをおこなっています。

 

 

バレエダンサーと理学療法士の共通点

 

Q.リハビリ助手として、バレエダンサー経験が役立っていると感じることはありますか?

 

言葉のコミュニケーションは苦手でも、ジェスチャーや表情など“表現”することは活きていると感じます。リハビリ助手の勤務の時も、患者様から落ち着いた表情や所作を褒めていただくことがあります。相手に寄り添って安心感を与えられるような丁寧さが自然と出てくることは、バレエダンサー時代の経験が役に立っているなと思います。

 

あとは患者様とお話しするとき、姿勢の良さやバレエ経験が話題の1つになります。笑

 

 

 

 

Q.患者様と信頼関係を築いていくのは、言葉だけではないですよね。

 

他に今までの経験が役立っていることと言えば、勉強していく中での精神面です。バレエダンサーや芸術家の皆そうだと思いますが、自分を律していかないと成り立たない世界。休んだらチャンスが減る=仕事が減って、全部自分に返ってきます。専門学校の勉強も同じではないでしょうか。

 

専門学校の勉強=専門性に直結していてわかりやすい分、今の勉強がすべて将来の仕事や患者様につながってくる。「自分が楽な方を選ぶのではなく、4年間しっかり勉強しなくては」と思います。

 

 

4年間という時間があるから、焦らない

 

Q.最後に、これから理学療法士を目指す方々へアドバイスやメッセージとお願いします。

 

勉強は大変ですが、わからない、もう嫌だ!!と諦めないでほしいです。4年間という時間があるからこそ、長いスパンで考えて、焦らず1つひとつ取り組むことが勉強を続けるコツだと思います。

 

学校の授業では初めて聞く言葉ばかりで最初は驚いてしまうかもしれませんが、徐々にその状態には慣れるので一緒に頑張りましょう!笑

 

 

有資格者支援金制度を拡充しました!対象資格の追加と新制度のご案内

医療福祉現場で介護職などをされている皆さまの、理学療法士や作業療法士へのキャリアアップを応援する「有資格者支援金制度(初年度学費から10万円減免」の対象となる資格が2つ追加されました!

 

 

今回追加された有資格者支援金10万円の対象資格

 

 

公認心理師

 

臨床心理士

 

 

現在、有資格者支援金10万円の対象となる資格は下記の通りになります。

 

 

有資格者支援金10万円の対象となる資格一覧

 

 

・介護福祉士

・保育士

・社会福祉士

・精神保健福祉士

・介護福祉士実務者研修修了者

・介護職員基礎研修修了者

・介護職員初任者研修修了者

・ホームヘルパー(1級もしくは2級)

・柔道整復師

・はり師

・きゅう師

・あんまマッサージ指圧師

・看護師

・臨床工学技士

・臨床検査技師

・診療放射線技師

・救急救命士

・歯科衛生士

・健康管理士

・福祉用具プランナー

・福祉住環境コーディネーター

・福祉用具専門相談員

・アスレティックトレーナー

・音楽療法士

・准看護師

・教育職員免許状(普通免許状)

・健康運動指導士

・公認心理師(NEW)

・臨床心理士(NEW)

 

 

また合わせて、上記の資格には含まれていないけれど、医療福祉関係の認定資格等をお持ちの方を対象として、新たに「3万円を支援させていただく有資格者支援金の新制度」も導入されました。

 

 

こちらの制度では、より幅広い方が対象となり、医療関係や福祉現場等でお仕事をされている方の多くは適応される可能性があります。

 

 

自分が持っている認定資格が対象になるのかどうか、気になった方はまず一度学校までお問い合わせいただくか、学校説明会・個別学校見学にお越しいただき、ご確認をお願いいたします!

 

 

本校は、引き続き皆様のキャリアアップ・ステップアップを全力で応援いたします!!

 

 

WEBから問い合わせる

 

 

学校説明会スケジュールはこちら

「人の役に立つ仕事がしたい」デザイン学科の大学を卒業し作業療法士を目指して日リハへ!

大学でデザインの勉強をしていた篠田さんですが、身内の入院等もあり、デザインの仕事以上に人の役に立つ仕事を志向するように。そして、その仕事のうちの一つである作業療法士を目指すことを決意しました。

 

 

大学卒業後の学び直しは慎重な検討を重ね、「アットホームな雰囲気に惹かれた」という点と、「アクセスの良さ」、そして「先生との距離の近さ」が決め手となり日リハへ入学。

 

 

 

 

 

在学中は、日中に病院付属の施設で仕事をしてから学校へ。先生のサポート受けつつ、クラスメイトと共に勉学に励みました。

 

 

就職先に関しても悩んだ末、希望の働き方ができる都内の病院へ。今は勤務してから約1年経ち、患者差のために学生時代以上に勉強をしているとのことです。

 

 

実は職場に日リハの卒業生が多く勤務しており、先輩方へは相談しやすかったり、的確なアドバイスがいただけたりと日リハならではの強みを感じているようです。

 

 

そんな篠田さんのインタビューをぜひご覧になってください。

 

 

 


 

 

日リハの人々Vol.65

作業療法学科 夜間部 卒業生 篠田 佳穂さん

「大学のデザイン学科を卒業し、作業療法士へと転身」

 

 

 

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