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高度専門士とは何ですか?理学療法士・作業療法士の専門学校選びの基準のひとつ

2021.12.05

その他

理学療法士・作業療法士の養成校には、卒業する時に「高度専門士」という称号が付与される学校があります。「高度専門士」とは何かというと、大学を卒業したときの「学士」とイコールの関係になる国が認定している称号です。

この記事では「高度専門士」の詳細と、付与される学校とされない学校の違いについて解説します。

高度専門士と専門士の違いとは

理学療法士・作業療法士を目指すならば知っておきたい「高度専門士」という称号。

専門学校や短期大学、4年制大学を卒業した人には、これらの高等教育機関での教育を修了したことを証明する称号や学位が与えられます。専門学校を卒業した場合は「専門士」、短期大学の場合は「短期大学士」、4年制大学の場合は「学士」が与えられます。これらの称号や学位は、就職する際に重視される事があります。

では高度専門士とは何か。これは専門学校の中でも、文部科学省が定めるいくつかの基準をクリアした4年制以上の専門学校を卒業した人にのみ、「高度な知識や技能を有し、4年制大学を卒業した者と同等の学力がある人材であることの証明」として付与されます。ですから、 高度専門士はただ4年制の専門学校を卒業すれば付与されるというわけではありません。

高度専門士を授与できる専修学校の専門課程の要件は次のとおり。

・修業年限が4年以上であること。
・課程の修了に必要な総授業時数が3,400単位時間以上(実時間で2,835時間・大学の約126単位相当の授業時間)であること。
・体系的に教育課程が編成されていること。
・試験等により成績評価を行い、その評価に基づいて課程修了の認定を行っていること。

-Wikipediaより引用

もちろん、こうした教育を受けた人材は社会でも重用され、その評価も確かなものとなっています。このような社会背景を受けて、専門学校で4年間の教育課程を経た人材を対象に、「高度専門士」という称号が誕生することになったのです。

理学療法士・作業療法士を目指す学校を選ぶ上でも、「高度専門士」という称号が得られる学校は、文部科学省が認めた高い知識や技術を得られる学校という証明になります。

高度専門士は就職に有利で大学院にも行ける

高度専門士という称号を付与されるメリットは、まず就職活動時のアドバンテージ。4年間にわたって専門技能を修得してきた実力は、これまで以上に正しく評価されるはずです。

また採用後の待遇面でも、「高度専門士」は大卒の「学士」とほぼ同等の称号としてみなされるため、初任給や昇給に差が出ることは少なくなります。もしかすると、今後は学士イコール研究者、高度専門士イコール専門技術者という区分けが明確になるかもしれません。

そしてもう一つのメリットが、大学院への進学です。これまで、専門学校で技術を学び、より深い知識を得ようと考えても、大学院への進学はすぐにはできませんでした。こうした場合、一度4年制大学へ編入し卒業することで、学士の肩書きを得てから大学院をめざすことが通常のコースだったのです。

けれども専門学校を卒業し、「高度専門士」の称号を付与されることで、4年間の教育内容が認められ、直接大学院へ進学することが可能になりました。これは、将来の可能性が大きく広がったといえるでしょう。

理学療法士・作業療法士を目指す人は大学・専門学校で学びますが、その後大学院に進む方もいらっしゃいます。さらに研究し深く勉強していきたい人は、最初から「高度専門士」が取れる学校を選ぶべきでしょう。

高度専門士は4年間学ぶことのメリットのひとつ

理学療法士・作業療法士を目指す専門学校も3年制と4年制があります。

高度専門士を取得できる4年制の良さというのは、「じっくりコツコツ」勉強していけることです。短期間の詰め込み学習ではなく、基礎からゆっくり自分のペースでステップアップしていきたい人に向いています。

これから学校選びをしていく皆さんには、段階的に深く学んで、高度専門士として国家資格の取れる4年制学校への進学を検討してみる事をお勧めします。専門学校によって教育方針や学費・国家試験の合格率等は違いがありますので、まずは資料請求やオープンキャンパスに行って情報収集を進めましょう。

理学療法士・作業療法士を目指す道のりは長く、その間学びを深める「学校」によってその道が有意義なものになるかどうか決まってきます。良い学校かどうか?あなたに合う学校かどうか?自分の目で見て確かめてみましょう!

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