2021.10.09
理学療法
理学療法士になる上で必要なことは、学校の勉強だけではありません。コミュニケーション能力を高めておくことも必要です。人と接する経験を積んでおける機会があれば、利用しましょう。
最も良いのは、部活動やアルバイトでしょう。部活動ではきちんとした挨拶ができるようになったり、チームメイトを思いやった会話ができるようになったりと人と人との関わり方を学ぶ上で最上の場だと言えます。アルバイトについては、単純作業ではなく人と接する仕事を選ぶとより良いでしょう。
スポーツジムで担当のお客さんにアドバイスをしたり、トレーナーとしてプログラムを考えたりする仕事ができるとなお良いですね。
理学療法士になると、患者さんと直接コミュニケーションをとっていくことになります。その患者さんに対して、どんなリハビリが一番いいのか。何を話すべきなのか。こういったことについて適切な判断をするために、相手の気持ちを理解することのできるコミュニケーション能力は、とても重要なのです。
患者さんとうまくコミュニケーションがとれるようになり、的確なリハビリができるようになると、患者さんの満足度が高まり、特に訪問リハビリなどでは、患者さんの口コミで評判が広がって、仕事につながっていくこともあります。
電話の対応や、挨拶の仕方、言葉づかい、メールの送り方など、社会人としてのマナーも早めに学んでおきましょう。
理学療法士は、理学療法士になってからも勉強し続ける仕事です。日々医療は進化していますし、自らの手技を高めていく必要があるからです。
変わっていく世の中に対応していく力も求められます。日本理学療法士協会は、社会保障制度論、医療経済学、栄養学、画像診断学、救急救命医学、理学療法管理学、予防理学療法学などを、新たに学習すべき科目として挙げています。今後はこのような勉強が必要になってきそうです。
そのために、養成校で学ぶカリキュラムの内容だけでなく、自分から勉強していく環境を整えておきましょう。
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