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【第61回】作業療法士 国試対策|日程・合格率・難易度・過去問解説

2026.02.05

作業療法

【第61回】作業療法士 国試対策|日程・合格率・難易度・過去問解説

監修:日本リハビリテーション専門学校 五十嵐 千代子(作業療法士)

 

第61回作業療法士国家試験の受験を控える方に向けて、試験対策に不可欠な情報をまとめました。
試験の最新日程から、過去の合格率に基づく難易度の分析、得点力向上に直結する過去問の活用法や解説リソースまで、直前期の勉強に必要な情報を網羅しています。

この記事を通じて、試験の全体像を把握し、合格に向けた具体的な対策を立てることが可能です。

 

 

第61回作業療法士国家試験の試験概要【2026年最新情報】

2026年に実施される第61回作業療法士国家試験は、例年通りの内容と形式で実施される見込みです。
過去の試験である2023年(第58回)や2024年(第59回)の情報を参考にしつつも、必ず厚生労働省から発表される最新の公式情報を確認することが重要です。
ここでは、受験生が直前期に再確認すべき試験日程や会場、出題範囲などの具体的な内容について解説します。

 

 

試験日・合格発表日などの重要スケジュール

第61回作業療法士国家試験の試験日は、2026年2月23日(月)に予定されています。
合格者の発表は、令和8年3月23日(月曜日)午後2時に厚生労働省ホームページの資格・試験情報のページにその受験地及び受験番号を掲載して発表されます。

受験願書の提出期間は12月中旬から1月上旬までとなるため、受験を予定している方は、これらの重要日程を正確に把握し、手続きに遅れが出ないよう注意深く準備を進める必要があります。

 

 

試験地(会場)の一覧とアクセス情報

作業療法士国家試験の試験地は、北海道、宮城県、東京都、愛知県、大阪府、香川県、福岡県、沖縄県の全国8都道府県で実施されるのが通例です。
ただし、具体的な試験会場は受験票が届くまで確定しません。
受験票は試験日のおおよそ1ヶ月前に発送されるため、手元に届き次第、記載されている会場名と所在地を必ず確認してください。

特に、遠方から受験する場合は、会場までの交通手段や宿泊施設を早めに調べて予約を済ませておくことが大切です。

 

 

出題される試験科目と問題の範囲

作業療法士国家試験は、理学療法士との共通問題と、作業療法士としての専門知識を問う専門問題で構成されます。
共通問題では、解剖学、生理学、運動学、病理学概論、リハビリテーション医学など、医療従事者としての基礎知識が問われます。
一方、専門問題では、作業療法評価学、作業治療学、発達障害学、精神障害学など、より臨床に即した専門的な内容が出題範囲です。

幅広い知識が求められるため、各科目をバランス良く学習することが合格の鍵となります。

 

 

問題形式・問題数・試験時間割の詳細

試験は午前の部と午後の部に分かれており、それぞれマークシート方式で行われます。
問題数は午前・午後とも100問ずつで計200問です。100問につき専門基礎(共通分野)と作業療法専門分野がそれぞれ50問(うち実地問題20問)ずつ出題されます。
配点は実地問題は3点、その他は1点で合計280点満点となります。

実地問題では、文章に加えて写真や図が用いられ、より臨床的な思考力が試されます。

試験時間は午前・午後ともに2時間40分間です。
長時間の試験となるため、時間配分の感覚を養い、集中力を維持する訓練も重要になります。

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作業療法士国家試験の合格率と難易度を分析

作業療法士国家試験の合格率は例年80%前後で推移しており、他の医療系国家資格である医師国家試験(約90%)や管理栄養士国家試験(約60%)と比較しても、比較的高い水準にあります。
しかし、合格率の高さが必ずしも試験が易しいことを意味するわけではありません。
合格基準点が明確に定められており、誰でも合格できる試験ではないため、十分な対策と準備が不可欠です。

 

 

過去5年間の合格率の推移【第56回〜第60回】

過去5年間の作業療法士国家試験の合格率は、第56回(2021年)が81.3%、第57回(2022年)が80.5%、第58回(2023年)が83.8%、第59回(2024年)が83.9%と、80%台前半で安定して推移しています。
最新の第60回試験もこの傾向を引き継いでいます。
新卒受験者の合格率が毎年90%を超える一方で、既卒受験者の合格率は40%台にとどまることが多く、合格には現役での集中的な学習が有利であることがデータからうかがえます。

第56回から第60回まで、合格率に大きな変動はなく、難易度は安定していると言えるでしょう。

 

 

合格に必須となるボーダーライン(合格基準点)とは?

作業療法士国家試験の合格には、2つの基準を同時に満たす必要があります。
一つ目は、総得点が168点以上であることです。
試験は一般問題(1問1点)と実地問題(1問3点)で構成され、満点は280点であり、合格にはおおむね60%以上の得点が目安となります。

二つ目は、実地問題の得点が43点以上であることです。
この基準は絶対評価であり、他の受験生の成績に左右されることはありません。
したがって、定められたボーダーラインを確実に超えるための学習計画が合格の鍵となります。

 

 

実地問題の足切りラインと対策のポイント

実地問題は、総得点の60%以上という基準とは別に、得点率が35%未満の場合、それだけで不合格となる足切りラインが設けられています。
実地問題は1問3点と配点が高く、40問出題されるため、総得点を伸ばす上でも非常に重要です。
対策としては、単なる暗記ではなく、症例に基づいた臨床的な思考力を養うことが求められます。

過去問を通じて、写真や図から情報を正確に読み取り、適切な評価や治療法を導き出す訓練を繰り返すことが有効です。
実技試験ではないため、知識を応用する力を身につけるための学習がポイントとなります。

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作業療法士国家試験の合格に向けた過去問の活用術

国家試験の合格には、過去問の徹底的な活用が最も効果的な勉強法の一つです。
過去問を解くことは、単に知識を確認するだけでなく、出題形式や頻出分野、時間配分の感覚を掴む上で非常に重要です。
ここでは、厚生労働省の公式サイトからのダウンロード方法や、直前期における過去問演習の重要性、さらには便利なWeb演習サイトについて解説し、合格に向けた具体的な活用術を紹介します。

 

 

厚生労働省公式サイトで過去問をダウンロードする方法

作業療法士国家試験の過去問と正答は、試験実施機関である厚生労働省のウェブサイトで公式に公開されています。
サイト内の「資格・試験情報」のページから、各年度の国家試験問題および正答のPDFファイルを誰でも無料でダウンロードすることが可能です。
解説は付属していませんが、まずは公式の問題に触れ、出題形式やレベルを直接確認するために必ず活用すべき情報源です。

最新の試験問題から過去数年分まで遡って入手できるため、試験対策の第一歩として利用できます。

 

 

直前期に過去問を解くことの重要性

試験直前期に過去問を解くことは、知識の最終確認と実践力の向上において極めて重要です。
本番と同じ時間配分で問題を解くことで、時間内に全問を解き切るペースを体得できます。
また、繰り返し出題される頻出分野や、自分の苦手な範囲を客観的に把握し、残された時間で効率的に弱点を補強することが可能です。

新しい参考書に手を広げるよりも、過去問を通じてこれまで学習した知識を確実にアウトプットする練習を重ねることが、得点力を着実に高めることにつながります。

 

 

第60回(前回)試験の過去問と解答解説

直近に実施された第60回試験の過去問は、最新の出題傾向を把握するために最も重要な教材です。
厚生労働省の公式サイトでは問題と正答のみが公開されているため、なぜその答えになるのかという詳細な解説を知るには、予備校や出版社が提供するWebサイトや問題集を活用するのが効果的です。

各選択肢がなぜ正解または不正解なのかを深く理解することで、知識が定着し、類似問題への応用力が養われます。
丁寧な解答解説を参照しながら、前回試験を徹底的に分析することが合格への近道となります。

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作業療法士国家試験に関するよくある質問

作業療法士国家試験の受験を控えるにあたり、多くの受験生が共通の疑問や不安を抱えています。
ここでは、試験の採点方法や当日の準備、さらには理学療法士国家試験との関係性など、特によく寄せられる質問についてQ&A形式で解説します。
事前にこれらの疑問点を解消しておくことで、安心して試験勉強や当日の準備に臨むことが可能です。

 

 

不適切問題があった場合、採点はどうなりますか?

不適切問題と判断された場合は、受験者が不利益を被らないよう、全員を正解とするか、採点対象から除外する措置が取られます。
問題の内容に誤りがある、正解が複数存在する、または正解がないといったケースが該当します。
これらの措置は厚生労働省からの公式発表で知らされるため、受験生個人で判断する必要はありません。

 

 

試験当日に必要な持ち物と注意すべきことはありますか?

受験票、HBの鉛筆、プラスチック製の消しゴム、腕時計(通信機能のないもの)は必須の持ち物です。
会場には時計がない場合もあるため、時間管理のために腕時計は必ず持参しましょう。
また、会場の温度調節に対応できるよう、着脱しやすい上着があると便利です。

昼食や飲み物、休憩時間に確認するための参考書も忘れずに準備してください。

新卒と既卒で合格率にどのくらいの違いがありますか?

特定の資格試験における新卒者と既卒者の合格率については、試験の種類によって大きく異なるため、一概に数値を述べることは困難です。一般的に、卒業後に働きながら学習時間を確保することや、試験範囲の知識を維持するモチベーションの維持は難しいとされています。このことから、養成校在学中の集中的な対策が資格試験の合格に有利であると考えられます。

 

 

まとめ

第61回作業療法士国家試験の合格に向けては、試験日程や合格基準といった基本情報を正確に把握することが第一歩です。
合格率は比較的高く推移していますが、総得点と実地問題の両方で基準点を満たす必要があり、計画的な学習が欠かせません。
特に、過去問演習は出題傾向の把握と実践力の向上に直結するため、直前期の対策として極めて重要です。

この記事で提供した情報を基に、自身の学習計画を再確認し、万全の態勢で試験に臨んでください。

 

監修:日本リハビリテーション専門学校 五十嵐 千代子(作業療法士)

 

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