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作業療法士から一般企業への転職|おすすめ求人と成功のポイント

2026.02.04

作業療法

作業療法士から一般企業への転職|おすすめ求人と成功のポイント

監修:日本リハビリテーション専門学校 阿部 正美(作業療法士)

 

作業療法士から一般企業への転職は、臨床経験で培ったスキルを活かせる可能性に満ちています。
この記事では、未経験から挑戦できるおすすめの求人やキャリアパスを紹介し、転職を成功させるための具体的なポイントを解説します。
自身の強みを理解し、適切な準備を進めることで、新たな分野での活躍が期待できます。

臨床現場で活きる即戦力養成

 

 

作業療法士でも一般企業へ転職できる!未経験から目指せるキャリアとは

作業療法士の資格や臨床経験は、一般企業でも高く評価される可能性があります。
未経験の異業種や他職種への転職は十分に可能です。
対象者の課題を分析し、目標達成を支援するスキルは、企業の製品開発や人事、営業など多様な分野で応用できます。

専門性を活かしながら、新しいキャリアを築く道は開かれています。

 

 

作業療法士の経験や知識を活かせる転職先5選

作業療法士の専門知識は、多様な分野で活かせます。
特に精神科領域などで培ったコミュニケーション能力や観察眼は、患者さんだけでなく一般企業の顧客や従業員と接する際にも役立ちます。
病院でのリハビリ経験を直接的・間接的に活かせる転職先は多く、自身の興味や関心に合わせてキャリアを選択することが可能です。

 

 

医療・福祉分野の知見が求められる医療機器メーカー

医療機器メーカーでは、営業職、開発職、カスタマーサポートなどの職種で作業療法士の経験が重宝されます。
営業職では、臨床経験に基づいた前向きな製品説明や提案が医療従事者からの信頼を得やすく、売上向上に貢献できます。
開発職では、現場のニーズを的確に反映した製品企画や改良に携わることが可能です。

また、カスタマーサポートとして、医療機関への機器導入支援や使用方法のレクチャーを行う際にも、専門知識が大いに役立ちます。

 

 

利用者の視点を製品開発に活かせる福祉用具メーカー

福祉用具メーカーは、作業療法士の知識を存分に活かせる転職先の一つです。
製品開発の企画段階から関わり、利用者の身体機能や生活環境を深く理解した視点から、本当に役立つ製品を生み出すことができます。

また、マーケティング部門では、専門家の立場から製品の特長や利便性を効果的にアピールする役割を担えます。
臨床現場で感じていた「もっとこうだったら良いのに」というアイデアを形にし、多くの人の生活を豊かにすることに直接貢献できるでしょう。

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新しいヘルスケアサービスを創出するベンチャー企業

近年成長が著しいヘルスケア領域のベンチャー企業では、作業療法士の専門性が新たなサービスの創出に不可欠です。
例えば、リハビリテーションに関連するアプリケーション開発や、オンラインでの健康相談サービス、高齢者向けの見守りシステムの企画など、活躍の場は多岐にわたります。

変化の速い環境で、これまでにない価値を提供することにやりがいを感じる人にとって、非常に魅力的な選択肢です。
臨床知識と新しいテクノロジーを融合させ、社会課題の解決に挑戦できます。

 

 

企業の健康経営を支える産業作業療法士

産業作業療法士は、企業で働く従業員の健康管理や職場環境の改善を支援する専門職です。
主な業務として、メンタルヘルス不調者の休職予防や復職支援、ハラスメント対策、身体的な負担を軽減するための職場環境調整などが挙げられます。
臨床で培った心身両面へのアプローチ能力を活かし、従業員が心身ともに健康で、いきいきと働ける環境づくりに貢献します。

企業の生産性向上にもつながる重要な役割であり、専門性を直接的に活かせる職種です。

 

 

安定した環境で専門性を発揮できる公務員(市役所など)

公務員として市役所や保健センターなどに勤務することも、有力なキャリアパスです。
福祉課や介護保険課、障害福祉課といった部署で、地域住民の相談援助や各種制度の運用、地域包括ケアシステムの推進などに携わります。
行政の立場から、より広い視点で地域全体の福祉課題に取り組むことができ、安定した雇用環境で長期的なキャリアを築ける点が魅力です。

臨床での対人援助経験を活かし、制度の担い手として地域社会に貢献できます。

 

 

臨床現場を離れて一般企業で働く4つのメリット

作業療法士が一般企業へ転職することで、働き方や待遇面で多くのメリットが期待できます。
不規則な勤務形態や給料体系に課題を感じている場合、企業への転職は有効な解決策となり得ます。
ここでは、臨床現場を離れることで得られる代表的な4つのメリットについて、具体的な視点から解説します。

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土日休みなど規則的な生活リズムを送りやすい

多くの一般企業では、勤務時間が平日の日中に固定されており、土日祝日が休みとなるカレンダー通りの勤務形態が基本です。
シフト制勤務や不定休が多い医療・福祉業界と比較して、規則的な生活リズムを確立しやすくなります。
週末に家族や友人と予定を合わせやすくなるため、プライベートの時間を充実させることが可能です。

ワークライフバランスを重視し、心身の健康を保ちながら長期的にキャリアを継続したいと考える人にとって、大きな魅力と言えるでしょう。

 

 

給与水準が上がり年収アップを期待できる

医療・福祉業界の給与体系は年功序列の傾向が根強いですが、一般企業、特に成果主義を導入している企業では、個人の実績や貢献度が給与に直接反映されやすいです。
自身の努力次第で大幅な年収アップを目指すことが可能になります。

また、企業規模や業界によっては、作業療法士の平均年収を上回る給与水準が設定されていることも少なくありません。
キャリアアップに伴う昇給や、福利厚生の充実度も企業を選ぶ上での重要な要素となります。

 

 

新たな環境で人間関係を再構築できる

転職は、これまでの人間関係をリセットし、新たな環境で一から関係性を築く良い機会となります。
医療現場は比較的狭いコミュニティであることが多く、人間関係の悩みを抱える人も少なくありません。
異業種である一般企業に転職すれば、多様なバックグラウンドを持つ同僚と出会い、新しい価値観に触れることができます。

フラットな立場でコミュニケーションを取れる環境は、精神的な負担を軽減し、仕事へのモチベーション向上にもつながります。

 

 

企業での経験が将来のキャリアの幅を広げる

一般企業で働くことを通じて、マーケティング、営業、企画、マネジメントといったビジネススキルを体系的に身につけられます。
これらのポータブルスキルは、作業療法士としての専門知識と掛け合わせることで、独自の強みとなります。
将来的に再び臨床現場に戻る場合でも、企業での経験はマネジメント業務や施設の経営改善などに活かすことが可能です。

また、コンサルタントとして独立したり、起業したりと、キャリアの選択肢が格段に広がるでしょう。

 

 

転職前に知っておきたい一般企業で働くデメリット

一般企業への転職は多くのメリットがある一方、事前に理解しておくべきデメリットも存在します。
特に、作業療法士という専門職ならではの資格の扱いや、未経験分野へ挑戦する上での課題は重要です。
転職後のミスマッチを防ぐためにも、良い面だけでなくリスクや注意点を把握しておくことが求められます。

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専門資格が直接評価されにくい場合がある

一般企業では、作業療法士という国家資格が必ずしも給与や役職に直結するわけではありません。
医療機関で支給されることの多い資格手当がなくなったり、専門性が業務評価の主軸にならなかったりするケースもあります。

ただし、資格取得の過程で培った学習能力や論理的思考力、対人援助のスキルはポータブルスキルとして評価されます。
面接などでは、資格そのものではなく、資格を活かして企業にどう貢献できるかを具体的に示すことが重要です。

 

 

職種や企業によっては収入が下がる可能性もある

未経験の職種に転職する場合、最初は研修期間として給与が低めに設定されることがあり、一時的に収入が下がる可能性があります。
特に、これまでの臨床経験年数が長い場合、同年代の企業勤務者と比較して給与水準が下がることも考えられます。
しかし、これはキャリアチェンジに伴う一時的な現象であることが多いです。

入社後の実績や成果次第で昇給や昇進のチャンスは十分にあり、長期的な視点で見れば、生涯年収が臨床現場で働き続けるよりも高くなる可能性を秘めています。

 

 

未経験分野では一からスキルを習得する必要がある

一般企業では、作業療法士としての臨床知識とは別に、業界特有の専門知識やビジネスマナー、PCスキル(Word、Excel、PowerPointなど)といった新しいスキルを習得する必要があります。
特にITやマーケティングといった専門性の高い分野では、主体的に学習し続ける姿勢が不可欠です。

臨床現場とは異なる業務の進め方や企業文化に慣れるまで、一定の努力と時間が必要になることを覚悟しておきましょう。
新しいことを学ぶ意欲が、転職成功の鍵となります。

 

 

作業療法士から一般企業への転職を成功させるためのポイント

作業療法士から一般企業への転職を成功させるには、計画的な準備と戦略的な活動が不可欠です。
特に、自身のキャリアプランを明確にし、転職サイトやエージェントといった外部のサポートを有効活用することが、希望の企業と出会うための近道となります。
やみくもに活動するのではなく、ポイントを押さえて効率的に進めたいものです。

 

 

なぜ一般企業で働きたいのか目的を明確にする

転職活動を始める前に、まず「なぜ臨床現場を離れて一般企業で働きたいのか」という転職理由を深く掘り下げることが重要です。
「給与を上げたい」「土日に休みたい」といった待遇面だけでなく、「作業療法士の経験を活かして新しい価値を創造したい」など、自身のキャリアプランと結びつけて目的を明確にしましょう。

転職の軸が定まることで、企業選びの基準が明確になり、面接でも説得力のある志望動機を伝えることができます。
この自己分析が、転職活動全体の土台となります。

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企業の事業内容や働き方を徹底的にリサーチする

興味のある企業を見つけたら、その企業の事業内容、企業文化、働き方などを徹底的にリサーチすることが大切です。
企業の公式ウェブサイトや採用ページはもちろん、社員の口コミサイトやSNSなども活用し、多角的な情報を集めましょう。
特に、企業のビジョンやミッションに共感できるか、自分の価値観と合っているかは、入社後の満足度を大きく左右します。

可能であれば、その企業で働く知人から話を聞くなど、リアルな情報を得る努力も惜しまないようにしましょう。

 

 

専門家のサポートが受けられる転職エージェントを活用する

異業種への転職に不安がある場合は、専門の転職エージェントを活用するのがおすすめです。
作業療法士のキャリアに詳しいエージェントであれば、一般企業の中でもどの職種が適しているか、客観的なアドバイスを提供してくれます。
また、一般には公開されていない非公開求人の紹介を受けられる可能性もあります。

履歴書や職務経歴書の添削、面接対策、企業との条件交渉まで、転職活動全般にわたって手厚いサポートを受けられるため、一人で活動するよりも効率的かつ有利に進めることが可能です。

 

 

一般企業への転職でキャリアアップが期待できる人の特徴

一般企業への転職を通じてキャリアアップを実現しやすい作業療法士には、いくつかの共通した特徴があります。
最も重要なのは、新しい知識やスキルの習得に対して意欲的であることです。
臨床とは異なるビジネスのルールや業界知識を積極的に学ぶ姿勢が、早期の活躍につながります。

また、環境の変化に柔軟に対応できる適応力も不可欠です。
多様な価値観を持つ人々と円滑にコミュニケーションを取り、チームの一員として成果を出せる人は、企業から高く評価されるでしょう。

 

 

焦りは禁物!一般企業への転職を慎重に考えるべき人の特徴

一方で、一般企業への転職を急ぐべきではない人もいます。
臨床現場での患者との関わりに強いやりがいや喜びを感じている場合、その気持ちを大切にすることも一つの選択です。
また、安定した環境で着実に専門性を深めていきたいという志向が強い人も、成果主義や変化の多い企業文化に馴染めない可能性があります。

転職のタイミングは人それぞれであり、ネガティブな理由だけで職場を変えようとすると後悔につながることも多いです。
まずは現職での課題解決を試みるなど、慎重な判断が求められます。

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作業療法士の一般企業転職に関するよくある質問

作業療法士が一般企業への転職を検討する際には、臨床経験の長さや年齢、面接でのアピール方法など、さまざまな疑問や不安が生じるものです。
ここでは、転職活動を始める前によく寄せられる質問に対して、具体的な回答をまとめました。
自身の状況と照らし合わせながら、疑問の解消に役立ててください。

 

 

臨床経験が短いのですが、一般企業へ転職できますか?

臨床経験が短い場合でも、一般企業への転職は十分に可能です。
特に20代の若手であれば、第二新卒としてポテンシャルを重視した採用が期待できます。
特定のスキルよりも、学習意欲や人柄、基本的なビジネススキルが評価される傾向にあります。

これからの成長性をアピールすることで、未経験からでも挑戦できる求人は多く見つかります。

 

 

30代・40代からでも未経験で一般企業に転職するのは可能ですか?

可能です。
ただし、20代とは異なり、ポテンシャルだけでなくこれまでの臨床経験で培ったマネジメント能力や課題解決能力といったスキルが問われます。
年齢に応じた即戦力としての貢献を期待されるため、自身の経験を企業の事業にどう活かせるかを具体的に説明する必要があります。

経験豊富な人材を求める企業も多く存在します。

 

 

面接ではどのようなことをアピールすれば良いですか?

面接では、作業療法士として培った「課題分析力」と「目標達成に向けた計画実行力」をアピールするのが効果的です。
履歴書や職務経歴書の内容と一貫性を持たせ、患者さんのリハビリ計画を例に挙げ、どのように課題を特定し、目標設定とアプローチを行い、結果を出したかを具体的に説明しましょう。

その経験を、入社後に企業の課題解決にどう活かすかという視点で志望動機に繋げることが重要です。

 

 

まとめ

作業療法士からの一般企業への転職は、これまでの経験を活かしつつ、新たなキャリアを築くための有効な選択肢です。
正社員として働く中で、臨床現場とは異なるやりがいや働き方を見つけることができます。

転職回数を気にする必要はなく、自身のキャリアプランに基づき、目的を明確にして行動することが成功の鍵となります。
視野を広げ、多様な可能性の中から自分に合った道を見つけることが大切です。

 

監修:日本リハビリテーション専門学校 阿部 正美(作業療法士)

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