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予防のためのリハビリテーション

2020.10.05

先生より

理学療法学科の高瀬です。皆さんのリハビリのイメージはどのようなものでしょうか?

 

 

おそらく多くの方は、

 

・ケガをした人が回復できるようにお手伝いをする

 

・歩けなくなってしまった人を再び歩けるようにする

 

といった内容をイメージするのだと思います。

 

 

 

実際一度落ちてしまった機能を回復させることはリハビリの大きな役割です。ひとまずここでは、これらを『障害・病気に対するリハビリ』と呼ぶことにしましょう。

 

 

 

ただ、我々セラピストに求められる役割はそれだけではありません。

 

 

骨折してしまった方、動けなくなってしまった方の機能を回復させるためのリハビリ以外に、骨折しないためのリハビリ、動けなくなってしまわないようにするためのリハビリも存在します。

 

 

これらを『予防のためのリハビリ(予防リハ)』と呼ぶことにします。

 

 

 

具体的には・・

 

 

通常、患者さんは、転倒→骨折→リハビリの流れになるわけですが・・

 

 

【転倒】自体を予防する身体づくりのためのリハビリをして、骨折→リハビリの流れそのものをなくしてしまおう、というものです。

 

 

下の写真は、とある勉強会の参加者の運動体験の様子です。参加者は、病院で勤務する看護師さん、薬剤師さん、栄養士さん等です。

 

 

 

 

足腰を効率的に鍛えるための正しいスクワットを理学療法士(PT)である私が各職種の皆様に伝えて、各職種の皆様が病院で接する患者さんにそのスクワットを指導する。

 

 

こんな流れを期待した勉強会です。

 

 

薬局でただ薬を受け取るだけではなく、同時に効率的な正しい運動方法も教えてもらえたらよくないですか?

 

 

 

こうして地域の医師・看護師・薬剤師・栄養士・介護士・理学療法士(PT)・作業療法士(OT)・言語聴覚士(ST)などが協力して『予防リハ』に取り組むこともあるのです。

 

 

今回のこのお話から、リハビリのセラピストとして『人の役に立つ』方法は決して1つではなく、いろいろな角度から色々な方法で人の役に立てるのだということを分かっていただけたら嬉しいです。

 

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