作業療法士を目指す方 社会人の方

全く違う業種から作業療法士へのキャリアチェンジ!あなたの経験が生かせます。

-目次-

  • 将来就職が厳しくなる?今後の需要について
  • 働きながら学んで、国家試験に合格できる?
  • 「異業種からの転職」のいいところって?

作業療法士の今後の需要について

現職をやめて専門学校などに再進学し、その後作業療法士になるというプランを描いている人にとっては、将来の就職状況については最も関心が高いところかと思います。

福祉や医療関係で働いている人にとっては肌で感じられることも、全く違う業種からではなかなかわかりにくいところがあります。

まずはじめに、作業療法士は年々需要が増している職業だということを断言しておきます。

 

 

理由は高齢化社会が進んでいることや、リハビリ施設の多様化など様々です。作業療法士を目指す人が多く、供給超過になっているのでは?と思う方もいらっしゃるかと思いますが、現実はそうではありません。

作業療法士が増えるスピードよりも、患者さんが増えるスピードの方が早く、就職先はたくさんある状況です。実際にキャリアチェンジのため専門学校などで学ぶと、実習に行ったり就職ガイダンスを受けたりして、就職先はたくさんあるのだということを実感すると思います。

日本リハビリテーション専門学校では、毎年の作業療法士・理学療法士の求人数は3000人分を超えています。卒業する学生の数から計算すると、倍率は50倍以上にもなります。

参考:日本リハビリテーション専門学校の就職状況

また、先だって書いたようにリハビリ施設が多様化している状況にあるため、転職活動の際には、病院で働きたい・特別支援学校で働きたい・老人介護施設で働きたい...という、明確なビジョンが求められます。

専門学校などを選ぶ際には、将来働きたい職場をきちんと見つけられる学校かどうか(就職サポートや現場を見られる機会が多いか、など)を見極める必要があります。

 

働きながら学んで、国家試験に合格できる?

キャリアチェンジを考えている方は、学費を稼ぐため働きながら通学しようと計画している方が多いと思います。「でも、0からの勉強で、仕事との両立ができるのかな?」と不安に思うのではないでしょうか。

リハビリ職の勉強は決して簡単ではなく、しっかり3年以上養成校で学ばなければ国家試験は受けられません。ですが、仕事との両立は可能です。在学中は昼間は仕事・夜学校という忙しい毎日にはなりますが、そのような環境で資格を取得している方はたくさんいますし、入学後には同じような仲間を見つけることができると思います。

 

 

仕事との両立については、専門学校のカリキュラム・時間割・立地が重要になってきます。カリキュラムはもちろん、しっかり学べて国家試験合格が目指せるかどうか。こちらはカリキュラムの情報だけ見てもわからない部分が多いので、オープンキャンパスや説明会などに参加してその学校の特徴を聞いてくるのがいいと思います。

時間割と立地は、仕事との兼ね合いがとれるかどうか、ホームページなどで確認してみましょう。

また、学校によっては、アルバイトの斡旋をしてくれるところもあります。そういったアルバイトは、病院や施設で働くことができ勉強のプラスになります。また、専門学校に通っているという点を考慮(国家試験前など)してくれる場合もあるのでオススメです。

 

今までのあなたの経験が生かせる!

「転職」と思い浮かべると、「これまで何をやってきたか」が問われるイメージがあると思います。 ですので、違う業種からの転職だと、それがマイナスに働くのではないか・福祉や医療出身の人が優遇されるのではないかと思いがちです。

もちろん作業療法士についても「これまで何をやってきたか」が問われることは同じですが、専門学校で学び国家試験を合格しないとならないため、「専門学校でなにを学んできたか」が最も大きく影響するところです。 専門学校での勉強をきちんと行い、得た学びを自分なりに説明することができれば就職に影響することはありません。

では、プラスになる点はどこか。それは、新卒よりも「経験」があるという点です。

これは福祉・医療で働いていた方も当てはまりますが、今まで社会人として経験してきたことは決して無駄にはなりません。 サービス業などから転職される方は、「人との関わり」という面で大きくアドバンテージを得ていますし、 事務業からは「エクセルや事務処理に強い」という強みがあります。(作業療法士でも事務処理を行わなければならない場面はあります)

そしてもちろん、今までとは全く違う勉強をし、自分のなりたい職業に付くため学んできた努力と勇気は、とても評価の高いものだと考えられます。

 様々な不安や懸念があるとは思いますが、最終的にはそれぞれの学校・そしてあなたのやり方次第です。 作業療法士になる夢を叶え、患者さんを支えられる人材となれるよう、がんばってください!

 

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