作業療法士の学校で学ぶこと・カリキュラムについて -目次-
作業療法士とは?
作業療法士は、身体機能の回復と心のリハビリのエキスパート。仕事内容は身体機能の治療のみでなく、食事や着替えなど障がいのある方の生活の訓練や、仕事や学校など社会参加のための訓練、また、精神・心理面へのアプローチも行ないます。
医療機関や老人保健施設などから特に根強い人気があり、近年需要が高まっている仕事です。
作業療法士の学校で学ぶ内容とは?
作業療法士の養成学校では、その作業療法士の仕事をきちんと行えるようになるために必要な知識・技術・心構えを身につけます。
まずは、「解剖学」「生理学」「運動学」など、一般的な医学について学びます。これは理学療法士に関しても同様で、医学の基礎的な知識を身け、その上で実際の作業療法(理学療法)について学んでいきます。
基礎医学は1年次に学ぶことが多く、2年次以降は専門的な分野を学ぶようになります。
「リハビリテーション医学」「発達障害治療学」「作業療法評価学」「身体障害治療学」などの専門科目を履修します。それまでに勉強した基礎を土台に、作業療法そのものに関する知識も身につけていきます。
また、知識だけでなく技術も身につけます。専門科目では実技演習の授業があり、グループで取り組む・ゼミ形式で行うなど、学校によって様々な工夫がされています。
作業療法士の学校のカリキュラムとは?
作業療法士の学校では、必ず履修しなければならない93単位があります。その他に、学校によっては特別な授業や取り組みを行っています。
学校の違いが最も出ているところですので、学校見学や説明会の際にはカリキュラムも説明してもらうようにしましょう!
現在は地域包括ケアで求められる多職種協働など時代の要請に合わせてカリキュラムの改定が検討されており、数年後には、101単位へと増加する可能性があります。
引用元サイト:
【日経経済新聞】リハビリ専門職、養成課程20年ぶり見直しへ 厚労省
教育カリキュラムでは、救命救急や薬の作用などを詳しく学ぶようにし、単位数を現在の93単位から101単位に増やす。養成校の質を確保するため、教育内容などについて5年以内ごとに第三者評価を受けることを義務化する。
厚労省はリハビリ現場には、より専門的な知識や技術を持つ人材が必要と判断。養成課程を約20年ぶりに大幅に見直し、高齢化社会に対応した質の高い人材を養成する。
また、カリキュラム改定だけでなく、作業療法士の海外の学校では6年制で教育を行っている国もあるため、4年制にするべきとの考えもあります。これから作業療法士(理学療法士)を目指す方は、こんなことも頭に入れて学校選びをすると良いでしょう。
日本リハビリテーション専門学校は、昼間部・夜間部ともに4年制学科。学内の授業だけでなく、実習にも力を入れており、臨床実習は国の基準を超える1035時間 (国基準810時間)です。
4年間しっかりと学べて、即戦力の作業療法士を育成します。カリキュラムや独自の取り組みについてはパンフレットでもご覧いただけます。気になった方は資料請求を!また、お話が直接聞けるオープンキャンパス・学校説明会にもぜひご参加ください!