作業療法士を目指す方 高校生の方

作業療法士を目指す新高校1・2年生必見!学校選びのカギは「実習」

 

学校選びで「実習」に注目する理由

これから作業療法士を目指す学校を選ぶ方は、ぜひ「実習」に注目して学校の取り組みを見てみてください。

なぜなら、作業療法士は患者さんに直接触れてリハビリテーションを行う仕事です。患者さんと向き合ったら毎回が本番で、100%の力を発揮しなければなりません。そのためには確かな技術を身につけることが必要です。

臨床実習の時間数をなるべく多く取っている学校であれば、しっかり技術を身につけることができるでしょう。

専門学校などの養成施設では、4年間の学業の中で何度か臨床実習が行われます。

一例ですが、1年生は大人数で見学・2年生は少人数で見学・3年生では3週間~8週間の実習・4年生では8週間の実習...というように、段階を踏みながら経験を積んでいくことで、実践的なチカラが身についていきます。

 

特に、4年生の臨床実習では、病院スタッフと同じようなスケジュールで行動します。その中で、担当となった患者さんの評価(検査・測定・治療プランの立案)を行い、実際に治療・訓練までを行う実習です。

学生は、事前に学内でグループワークや個人学習など、それぞれ準備を十分にしてから実習に望み、できるだけ多くのことを患者さんと実習指導者から学べるように備えています。

 

現場で、実際に患者さんとともにリハビリテーションを行っていくというのは、やりがいや楽しさを再確認できる良い機会になるでしょう。これらの実習で、どれだけのものを得られるかが、将来活躍できる作業療法士を目指すために重要になってきます。

 

 

実習時間の増加が作業療法士の質向上につながる

最近改定された作業療法士のカリキュラムでは、実習時間が増加されました。理学療法士が2単位増加であるのに対し、作業療法士は4単位増加しています。

世界作業療法士連盟(WFOT)による「作業療法士教育の最低基準」で,臨床実習は1000時間以上とされており、日本はこの基準を満たしていません。この基準に近づけるため、理学療法士よりも多く単位数を増やしたと考えられます。

このカリキュラム改定は主に作業療法士の質向上に向けた動きですので、単位数増加がそれを叶えることが期待されていると考えてよいでしょう。

 

また、実習場所についても変更があり、これまで医療現場が主であったところから、介護領域に従事する実習に変更されていくことになりました。訪問リハビリテーションの実習も必修になります。

これからの日本の高齢化社会に向けて、より求められる作業療法士になるためには介護領域への広がりが重要になります。

実習時間を確保する学校・実習や実技を重視している学校選びをすることで、時代のニーズに合った作業療法士を目指すことにつながるのではないでしょうか。

 

実習を重視している学校とは?

作業療法士を目指せる学校であれば、実習は必須です。

 

学生からすると実習は「寝る間もなく大変そう」「授業で学んだことが発揮できるか不安」といったイメージがあるかもしれません。

しかし、現在は実習の形態も変わり、無理のない範囲で実習が行われることが中心になってきています。

また、先だって述べたように、実習は将来就職する上で非常に重要な学習の機会です。より多くの時間、臨床現場に触れ、就職した後の準備をしておく必要があります。学校選びの際は、実習を重視しているかどうか確認してみましょう。

 

例として、日本リハビリテーション専門学校 、厚生労働省基準時間の比較を掲示します。

 

日本リハビリテーション専門学校は、昼間部・夜間部ともに4年制学科。学内の授業だけでなく、実習にも力を入れており、臨床実習は国の基準を超える1035時間 (国基準810時間)です。

 

詳しいカリキュラムや学科の特徴はパンフレットに載っていますので、まずは資料請求をしてみましょう!オープンキャンパスや学校説明会も随時開催しています!

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