高校生の方

高校生必見!脳を活性化させて効率的に学ぼう②~色や匂い、音楽の効果はある?

 -目次-

  • 脳を活性化させるコツ!アンダーラインは何色?
  • 脳と匂いの関係は?アロマテラピーで脳を癒す!
  • 勉強中の音楽はあり?なし?

 

脳を活性化させるコツ!アンダーラインは何色?

『脳』 と聞くと、みなさんはどんなイメージがありますか?例えば「右脳・左脳」、「脳トレ」、「脳内メーカー」などや、詳しい方ですと「ホムンクルス」などでしょうか?いろいろなイメージが浮かぶ 『脳』 ですが、まだまだ分らないことばかりです。

『脳』 はとても不思議で、未知なる部分がたくさんあります。

 

 

作業療法士・理学療法士にとって、色と脳の関係はとても興味深いものです。見る色によって、脳が反応し、心の状態に変化が起こるからです。赤色で心を元気でやる気あふれる状態にしたり、黄色でワクワクした高揚感や希望を感じてもらうなど、色が心にどう影響していくのかを理解することで、リハビリテーションの現場においても役立つことがあるかもしれません。

資格取得のために勉強している方・受験を控える高校生の方に効果的な色は、脳を活性化させ集中力を高める色です。勉強の際に色ペンでアンダーラインをひく時に、何色を使っていますか?オススメなのは実は 『青』 なんです。眠気を覚まし、脳を活性化する効果があると言われています。ご存知でしたか?

青いアンダーラインを引いて、集中力を高めていきましょう!

 

脳と匂いの関係は?アロマテラピーで脳を癒す!

次は匂いのお話です。匂いは人間の行動や感情に大きく影響します。なかでも、記憶と密接な関係があります。「香ばしい料理」、「木々の香り」、「海の香り」などを嗅ぐと嬉しかったり楽しかったり懐かしかったりという感情が芽生えますね。

また、「餃子」、「焼き肉」、「くさや」や「ドリアン」など、においの強い食べ物が好きという方もいて、この食べ物を想像するだけで、また食べたくなってしまう人もいます。

 

 

このように脳を活性化するにおいはたくさんあります。しかし、それと同様に脳の活動を鎮めるにおいもたくさんあります。なかでも、オススメしたいのは『ヒノキ(檜)』 です。ヒノキは疲れた脳をリラックスしてくれる香りです。ヒノキは福島から九州にかけて分布する木で、日本では古来より神聖な木として扱われてきました。

例えば、伊勢神宮で執り行われる式年遷宮では大量のヒノキ材が使われますし、神社や仏閣でも多くのヒノキ材が使用されています。このように、檜は日本人とは2000年来の馴染みで、日本人の心の深い所に刻まれている香りです。

勉強で煮詰まったとき、将来について考えているとき、ヒノキの入浴剤の入ったお風呂に入りながら目を閉じて、ゆっくり自分と向き合ってみるのはいかがでしょうか。

 

勉強中の音楽はあり?なし?

最後は音のお話です。突然ですが、皆さんはどんな音楽が好きですか?J-pop、洋楽、Jazzにクラシックがポピュラーですが、ブラックミュージックやハウスミュージックが好きな方もいますよね。音はとても不思議で、周波数で奏でられた波長で人の心を揺さぶります。良い気分になれる時もあれば、悲しい気分のときに心を癒してくれる効果もあります。音楽は理屈抜きに、感情と関わっています。

では、勉強中に音楽(音)を聴くと、脳にはどのような影響を及ぼすのでしょうか?図書館や静かな環境で勉強する人もいれば、音楽を聴きながら勉強する人や喫茶店やカフェで勉強する人もいます。なぜ、こんなにも違いが出るのでしょうか?

 

 

右耳から入った音は、その70~80%が対側の大脳皮質(左脳)に入り、残りの20~30%が同側の大脳皮質(右脳)に入ります。一般的に音楽は右脳で処理され、言葉は左脳で処理されますので、(日本人は言語野の発達から、音楽も左脳で処理する比率が多いとされています)より良く音を楽しむには、左耳からの入力が大切になります。しかし、暗記や読解力では左脳が働きますので、より左脳を活性化するには、右耳から音を入力する必要があります。

つまり、音楽を聴きながら勉強することは相反する行為で、音楽がないと集中できないという人は、どうやら他に問題がありそうです。(音を使って脳の活性具合を変える方法はあります)

勉強中の音楽はありか?なしか?といった答えは、勉強中は音楽を聴かない方がよい、という結論になります。

もちろん休憩中の音楽はリフレッシュすることによる効果が見込めますので、必要です。勉強に気分がのらない時は、一度手をとめて大声で歌ってみるのはいかがでしょうか?

 

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