リハビリ全般のこと

訪問リハビリテーションってどんな仕事?理学療法士・作業療法士の多様な働き方

 -目次-

  • 訪問リハビリテーションってどんな仕事?
  • 訪問リハビリテーションの魅力
  • 多種多様な働き方ができる作業療法士・理学療法士の仕事

訪問リハビリテーションってどんな仕事?

理学療法士・作業療法士の働き方の一つ、訪問リハビリテーションの仕事についてご紹介します。訪問リハは、病院や施設で行うのではなく、理学療法士・作業療法士がその方のご自宅へ訪問し、援助を行います。

在宅生活の準備が整い、病院や施設を退院したけれども、実際に生活してみると想像以上に大変であったり、今まで見えかった問題が見えてきたり、また、リハビリをする機会が減ってしまい、退院した時よりも身体の調子が悪くなったりといろいろな問題を抱える場合があります。

せっかくリハビリを頑張って自宅に退院出来たのに、病院にいた時よりも不自由な生活になったという方も残念ながらいらっしゃいます。訪問リハでは、直接的なリハビリや住環境の整備など自宅でその方がその人らしく生活するためいろいろな手段を使って援助をしていきます。

利用者さんが実際に困っている生の声を聴くわけですから、病院などで行うリハビリとは違う難しさであったり、やりがいがあります。またご本人だけではなく、ご家族の方の話を聴く機会も当然あります。そのなかで最善の方法は何か考えていくことになります。

 

訪問リハビリテーションの魅力

もちろんリハビリは単に身体を良くするだけではありません。「趣味」や「役割」など、『生きがいを感じることの出来る生活』を再獲得していくこと、に意味があります。このことは簡単なものではありません。上手くいかないことも多々あります。

『その人らしい生活とは何か?』とは、本人や家族だけが考えることではありません。援助する専門職こそがしっかりと考えなければならないことです。考える事をやめてはいけないことです。

『その方にとっての幸せとは?』『今は幸せ?』このことを感じ、考えることが出来ないといい関わりは出来ません。

理学療法士・作業療法士の魅力の1つである、「人を支える・人のためになる仕事」という側面からいくと、訪問リハはそれがより強く感じられる職域ではないでしょうか。訪問という場で活躍している理学療法士・作業療法士はまだまだ少ない現状ですが、これからもっと活躍が期待される職域です。

 

多種多様な働き方ができる作業療法士・理学療法士の仕事

これから理学療法士・作業療法士になろうかとお考えの方々にとっては、人生の大きな岐路をどう進むべきかと悩む人、進むべき方向は決めたけど、学校選びに悩む人、受験する学校も決まりあとは受験で結果が出せるようにと準備している人、あるいはもう既に学校も決まって、今の学校や職場でやらなきゃいけない事に追われている人や4月以降の準備を進めている人、様々だと思います。

皆さんそれぞれに頑張らないといけない課題は様々だと思いますが、もっと先にある、将来どんな作業療法士・理学療法士になろうか?と考えることは共通して考えている課題ではないでしょうか。

最近は、理学療法士・作業療法士の働く場が広がってきて、多種多様な働き方ができるようになりました。医療機関でもリハビリテーションを看板にして大々的に行われている病院も増え、更には医療機関に限らず介護老人保健施設やデイケアセンター、訪問リハビリテーションであるとか、スポーツであるとか・・・。行政機関だってあるのです。勤務する場所に応じて働き方はそれぞれ変わります。

理学療法士・作業療法士の仕事を見学した学生や受験生の方もいるかと思いますが、それはおそらく仕事の一部分でしかありません。是非様々な分野で働く理学療法士・作業療法士の働きぶりをみて、将来について考えてみてください。

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