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理学療法士・作業療法士養成校のカリキュラム見直し検討!単位増が議題に

理学療法士・作業療法士養成校のカリキュラム見直し検討!単位増が議題に -目次-

 

総単位数の見直しが検討事項

理学療法士・作業療法士学校養成施設カリキュラム等改善検討会が行われ、「総単位数の見直し」について話し合われました。

 

理学療法士・作業療法士は、近年様々な活躍の場所が増え、身につけなければならない技術も増えています。総単位数については、”高齢化の進展に伴う医療需要の増大や、地域包括ケアシステムの構築など、理学療法士・作業療法士を取り巻く環境の変化に伴い、臨床実習などの必要なカリキュラムを追加するべき”との意見から、現行93単位から8単位増の101単位という修正案が提案されています。

 

『地域を支えるリハビリ職!地域包括ケアシステムへの取り組み』についての記事はこちら

 

参考までに、他の資格で理学療法士・作業療法士よりも多い単位数が必要となる資格は以下です。

 

・100単位 あん摩マッサージ指圧師はり師きゅう師 (平成30年度~)
・99単位 柔道整復師(平成30年度~)
・97単位 看護師
・95単位 診療放射線技師 臨床検査技師
・94単位 はり師きゅう師(平成30年度~)

関連資料:理学療法士・作業療法士学校養成施設カリキュラム等改善検討会(厚労省HP)

 

高齢化社会に対応していく職種としては、学ぶ内容を増やしていかなければならないのではないでしょうか。

 

厚労省によると、2014年10月時点の従事者数は、理学療法士が約10万5千人、作業療法士は約5万8千人。両職種とも従事者数は年々、増えている。病院や診療所だけでなく、介護施設でも様々なリハビリの取り組みが行われているためだ。総務省の9月15日時点の人口推計によると、後期高齢者にあたる75歳以上は1747万人。国立社会保障・人口問題研究所は、団塊世代が後期高齢者となる25年には2180万人に達すると予測している。

厚労省はリハビリ現場には、より専門的な知識や技術を持つ人材が必要と判断。養成課程を約20年ぶりに大幅に見直し、高齢化社会に対応した質の高い人材を養成する。

引用元サイト:【日経経済新聞】リハビリ専門職、養成課程20年ぶり見直しへ 厚労省

 

 

 

詰め込み式のカリキュラムでは厳しい状況?

理学療法士・作業療法士になるためには3年間または4年間の通学が必要ですが、実際に8単位が増加となれば3年間ではかなり厳しいカリキュラムになります。

 

3年制は、1年間早く現場に出られることが最大の魅力ですが、やはり4年制の専門学校と比べると学べる内容が1年間少なくなってしまいます。

 

今、医療の現場では、高齢化に対応できるしっかりとした知識と技術を持った理学療法士・作業療法士が求められています。

 

 

 

じっくり学べることが魅力の4年制

4年制の専門学校の魅力は、じっくりしっかり学べること。段階的に学び、しっかり実力をつけてから現場に出たい方にオススメです。4年制の専門学校は3年制に比べて1年間長い分、「実習」の時間を多く確保しているところが多く、大雑把に見ると、最後の1年間を「実習をするか」「現場に出るか」の違いになります。

 

理学療法士・作業療法士を目指す上で、学校選びはその後の学びを変える大事な選択です!これから学校を選びたいという方は、カリキュラム改定の可能性も頭の隅に置いておきながら学校比較をしてみてくださいね。

 

理学療法士・作業療法士を育てる日本リハビリテーション専門学校では、昼間部・夜間部ともに4年制学部を設置。実技や実習時間が多く、しっかりと技能を修得した理学療法士・作業療法士を育成。臨床実習の単位数はすでにカリキュラム改定後の数を上回っています!

 

詳しいカリキュラムや学科の特徴はパンフレットに載っていますので、まずは資料請求をしてみましょう!オープンキャンパスや学校説明会も随時開催しています!

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