作業療法学科 夜間部 卒業生

吹田 怜奈さん

先生が号泣して気づいたこと。
昼は仕事、夜は勉強、日リハで叶えた。

学科 作業療法学科 夜間部
卒業年度 2017年度卒業生
勤務先 埼玉石心会病院
 
趣味/特技 バスケットボール、散歩、映画鑑賞など
  • 青森県出身の吹田さん。高校卒業後すぐに上京し、作業療法士を目指して日リハに入学しました。昼間働きながら夜間部で学ぶ4年間は、つらい事も多く大変な道のりだった事でしょう。そんな大変な道のりを乗り越えて、今は埼玉県にある急性期病院にて作業療法士として活躍中。

    新しい世界/日リハで「私」を活かす

    Q. 青森の高校を卒業して、なぜ東京の日リハに進学したのですか?
    東京に行こうというのは割と早めに決めていました。たくさんの人がいて刺激を受けれそうだと思いましたし、「私」と言う人間を知らない人たちの中で頑張ろうと、あえて自分に鞭を打つ道を選びました。
    Q. では、日リハを選んだ理由は?
    東京の作業療法士の養成校で、夜間部があって4年制で実習が充実している。さらに国家試験の合格率と就職率が高いという条件で探したら、日リハ以外に選択肢がなかったですね。
  • 「3年制では足りないと思った」

    Q. 3年制は考えなかったですか?
    昼間は仕事をしながら夜間部に通うという事を前提にしていたので、3年制では授業のスピードも速いだろうし、実習の時間も取れないんじゃないかと思って、自分には無理だと思いました。
  • 「作業療法との出会い」

    Q. さて、そもそも吹田さんはなんで作業療法士を目指すことにしたのですか?
    高校時代にバスケットボール部に所属していて、その時にケガをしてリハビリを受けたことがきっかけです。私の高校はインターハイにも出場するような強豪校だったので、毎日部活で忙しくしていました。
    Q. その流れですと、理学療法士を目指しそうですが・・・?
    そうですね。実は、その時お世話になったのは理学療法士さんだったんですけど、私がリハビリしている隣に作業療法室があって、ちょっと覗いてみたらなんか違うリハビリをしていました。
    それで作業療法士に興味をもって、自分で色々と調べてみたら、幅広い分野で自分が好きなことをやモノづくりなどを仕事にできるという事がわかりました。精神分野や発達分野などにもかかわることができますし、整形疾患だけじゃくて脳外科もかかわったりと、理学療法士とはちょっと違う専門性に魅力を感じて、作業療法士を目指すことにしました。
  • 「看護師の叔母の勧めとは」

    Q. ご家族は何といっていましたか?
    叔母が看護師なので、医療系の仕事についていろいろと教えてもらいました。その中で、作業療法士についても「女性が多い」「長く働ける」「夜勤が無い」などを教えてくれて、勧めてくれました。看護師もちょっと考えてはいたんですけど、“血“を見るのが苦手なので…
  • 「とにかく忙しかった」

    Q. なるほど。では日リハ時代はどんな生活を送っていましたか?
    もう、とにかく忙しかったです!
    Q. そうなんですね。昼間はどんな仕事をしていたのですか?
    飲食店で社員として働いていました。と言うのも、私の高校には「進学」「就職」「就職進学」という3つ枠があったんですが、その「就職進学」という枠に求人があった会社に入りました。その会社では、昼か夜か仕事の時間帯を選ぶこともできたのですが、母の助言で「東京には変な人がいっぱいいるから、夜働くのはやめなさい」って(笑)
    なので、その時点で昼間の仕事が決まりました。
    Q. 仕事が大変だったのですか?
    仕事も勉強も大変でした。平日に仕事が休みでも夜学校があったので、完全に休める日はほとんどなかったですね。学校の試験も落とすわけにいかないので、夜通し勉強していました。
  • 「先生が大号泣、クラスメイトのチョコレート」

    Q. 先生やクラスメイトとの関係はいかがでしたか?
    夜間部にはいろんな年齢の人がいましたが、ほとんど全員が年上だったので、みんなが温かい目で支えてくれました。先生も適度な距離感でちゃんと見守ってくれていたので、何かあっても相談できる人が周りにたくさんいたっていうことが、すごい大きな支えだったなと思います。
    Q. 特に心に残るエピソードはありますか?
    周りのクラスメイトの多くは、試験期間中は仕事を休みとって、早めに学校に来て勉強していたりしたんですけど、私の会社はなかなかそれが出来なくて。いつも通りに5時半頃に教室に入ってきたら、クラスメイトが「スッ」とチョコレートくれたりして、嬉しかったです。グッときましたね(笑)頑張ろうって思えました。

    あと私は、卒業式で答辞を読んだんですけど、その時に担任の先生が大号泣していたのを見て、「あ、先生…」って。先生は、適度な距離感でいてくれたと思っていましたが、実はとても近くで見守ってくれていたんだってわかりました。
  • 「苦労した実習、国家試験で…」

    Q. 日リハは実習期間が長く充実していますが、実習はいかがでしたか?
    とても大変でした。特に課題の多さにはびっくりしました。患者さまとの接し方にしても、評価やプログラムの立案にもかなり悩みました。でも、これを乗り越えなきゃってなんとか頑張りましたけど、今はもうできないですね(笑)
    Q. 国家試験対策の授業はどのように行われていましたか?
    学年全体での特別講義もありましたけど、グループ学習がメインでした。わからないところは、クラスの成績上位の人にお願いして教えてもらっていました。ただ、昼間働きながらだと、やっぱり勉強時間が短いので、特にポイントを絞って教えてもらってましたね。それと、電車の中でも勉強していましたが、国家試験が終わるまではとにかく不安でした。

    今から思うと、年上の人たちばかりで良かったなと思います。色んなアドバイスをしてくれましたので。
    Q. 国家試験当日はどんな気持ちでしたか?
    国家試験会場はなんとも言えない緊張感があって、かなり緊張しました。周りの人達がみんな頭良さそうに見えて、帰りたくなりました…。
    Q. 国家試験が終わった後はどうでしたか?
    試験直後は手ごたえが無くて、試験会場を出た後、クラスメイトと一緒に答え合わせするんですが、ことごとくみんなと答えが違っていて、正直「落ちた」と思っていました。なので、今まで頑張ってきたこととか、4年間の学校生活とか、青森の家族のこととかいろいろと考えていたら、大泣きしてしまいました。でも、家に帰って一人で改めて採点してみたら「あれ?イケたな…」みたいな(笑)
    で、翌日学校に集まってみんなで自己採点するんですが、それでちゃんと合格圏内にいることが分かって、もうルンルンでしたね(笑)
  • 「晴れて現場へ、忍耐力が私の強み。」

    Q. それはもう、感情の起伏が大変ですね。。。さて、今は作業療法士としてどの分野に携わっているのですか?
    急性期の病院に所属しているのですが、作業療法士はチームが分かれていないので、整形疾患だけじゃなくて、脳や心臓など、いろいろと幅広く関わっています。
    Q. 今、作業療法士として仕事をしていて、日リハの強みを感じることはありますか?
    仕事と勉強の両立はかなり大変でしたが、そこで養われた忍耐力がかなり強みだなと感じています。あとは、実習期間が充実していたから、実習でいろんな施設・病院の雰囲気を感じることができたことは、すごく役に立っています。座学ではイメージがつかなかったことも、臨床にでると良く分かるようになりますし。何より、臨床現場でも最初からある程度臨機応変に対応することができました。
    Q. ご自身の将来の目標や夢を教えてください。
    1人でも多くの患者さんが社会復帰できるよう、身体的、精神的にもサポートしていきたいです。その為にも、自分しかない武器を身につけていきたと思っています。 患者さまだけじゃなくて、そのご家族の方々から信頼してもらえるような、寄り添ってリハビリができる作業療法士になりたいです。
  • 「地方から東京へ来るなら。」

    Q. これから作業療法士を目指す方や、日リハを目指す方々へ、メッセージをお願いします。
    医療の勉強は予想していたよりも内容が難しいし量が多くて大変でした。自分の気持ちを強く持って頑張ってください。日リハは座学の他にもクラスメイトや実習からたくさんの刺激を得られる場所です。たくさん色んなことを吸収して、自分の武器を身につけてほしいです。
    Q. 最後に、吹田さんに続いて青森から日リハを目指す高校生にメッセージをお願いします
    やっぱり大都会なので、いろんな意味でたくさんの刺激を受けることがあります。もし東京に行くって決めたんだったら、ぜひやりたいことに挑戦してほしいなと思います。
    それと、「東京には変な人がいっぱいいるから、気を付けてね(笑)」

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