はじめての長期実習に向けた壮行会~作業療法学科夜間部3年生

はじめての長期実習を目前に控えた作業療法学科夜間部3年生が、クラス壮行会を行いました。

 

 

夜間部の先生、実習を担当する先生方から、一言ずつアドバイス。

 

 

夜間部学科長の松生先生

 

 

「実習先のスタッフの方々や、訪問で来て頂いた先生方など、人との縁を大切にしてください」

 

 

優しい口調の夜間部田中先生

 

 

「実習前の準備が大切です。特定の分野の教材だけではなく、関連する分野の教材も持って行って様々な分野に対応できるようにしましょう」

 

 

お気にのサコッシュがかわいい山下先生

 

 

「実習は休まないよう、体調管理やコロナ感染にお気をつけて」

 

 

作業療法士界の大御所、大西先生

 

 

「報告・連絡・相談はしっかり行うようにしてください」

 

 

 

夜間部山田先生は日リハ卒業生

 

 

学生を実習に送り出す先生方が、まるで我が子を見送る親のようで、アットホームな雰囲気でした。

 

 

 

伴野先生は女性目線で

 

 

実はみなさん、昨年のコロナ禍で長期実習に備えた病院見学ができていませんでした。

 

 

昼間部学科長の手塚先生

 

 

この様な理由から、先生方は学生の気持ちを少しでも和らげようとアドバイスをされていたのですね。

 

 

作業療法学科統括学科長の深瀬先生。この日はジャケパンスタイルでビシッと。

 

 

 

最後に、日直さんからの一言

 

 

「・・・実習、頑張りますので・・・頑張ります!」

 

 

 

即戦力になるための長期実習。大変だと思いますが、ぜひ、一回りも二回りも成長できるよう頑張ってください。

 

 

最後の最後に、先生からもう一言

 

 

「食事と、まとまった睡眠はしっかりとるようにね!」

 

 

保護者目線で考える、理学療法士・作業療法士を育成する専門学校の選び方

理学療法士・作業療法士を育成する専門学校は首都圏だけでも多数の学校があります。もちろん一番大事なのは学校で学ぶ本人が一番行きたいと思える学校を見つける事ですが、それと同じくらい保護者の皆様が納得してお子さんを預けることができるかどうかも大事です。

そこで今回は、保護者目線で理学療法士・作業療法士を育成する専門学校の選び方についてまとめてみます。

4年制?3年制?修学年数から専門学校を選ぶ

理学療法士・作業療法士になるためには、4年制または3年制の養成学校で学ぶ必要があります。

国で定められている学ばなければならない基本となるカリキュラムはどちらの年数の学校でも同じです。プラスアルファで行っている応用的授業や臨床実習が4年制の方が多く一つ一つ理解をしながら勉強を進める余裕があるのに対して、3年制は1日に行う授業の量が多く、年間の休みも少ないなどの違いがあります。

学費に関しては3年制の学校の方が1年短い分安くなりますが、学費以外にかかる金額や1年単位で考えると一概にどちらが安い・高いという比較は難しいところです。学校ごとに学費の制度が様々ですので、ホームページやパンフレットで確認してみましょう。

3年制の学校であれば一年早く現場に立つことができるので、少しでも早く資格が欲しいという場合はお勧めできますが、3年間は息つく暇もなく一気に詰め込んで学んでいくことになるので、それ相応の自信と覚悟が必要です。

お子さんの希望はどちらなのかを聞き、どちらの学校についても調べてみることが良いでしょう。早く一人前になりたいという気持ちが大きいお子さんもいらっしゃいますし、サークルやアルバイトなどでゆっくり学生生活も楽しみたいと思い描いているお子さんもいらっしゃいます。

また、2020年4月の入学生以降はこれまでと違い理学療法士・作業療法士とも単位が増加となっています。そのためこれまでは「3年制でも勉強に追いつけました!」という方でも今後はついていけなくなってしまったり、スケジュールに追われる毎日になってしまう可能性もあります。それも加味して学校選びを行いましょう。

一人ひとりに目が行き届く環境はまなびやすい

理学療法士・作業療法士の資格は国家資格であり、入学すれば簡単に取れる資格ではありません。

また、知識だけでなく技術も重視されるため実技授業や臨床実習も大切です。そうなったときに、教員が生徒一人ひとりをきちんと見ることができる環境かどうかは大切です。

大学では100人~200人を1人の教員で授業をしたり、実技においても限られた人数の教員が見て回る環境になってしまうため、「できない」「わからない」といった生徒の声が届きにくいと言えるでしょう。

専門学校の中でも、少人数制でしっかり生徒とコミュニケーションを取っている学校もあれば、教員の数が十分に確保できていない場合もあるようで、必ずしもそうでない学校もあります。

これはパンフレットだけではわからないので、実際にオープンキャンパスに行って確認するようにしましょう。学校内を歩いているだけでも、先生と生徒の距離がどの程度なのかはすぐに体感することができます。授業を見る機会があればより良いでしょう。

また、担任制を取っているかどうかも重要です。特にお子さんがついこの前まで高校生だった場合、高校には当然担任の先生がいたと思います。知識や技術の具体的な質問はその授業の先生に行いますが、実習や就職に関しての不安や生活環境について、人間関係について相談する大人が近くにいると安心ですよね。

そして、国家試験に向けた勉強に関してはすべての分野を網羅していく必要があるので、各授業ごとではなく体系的に判断してくれる人がいるというのも心強いです。そのため少人数制かつ担任制を取っている学校がおすすめできます。

就職・学費・学校としての評価にも注目

理学療法士・作業療法士を目指すのであれば、国家試験に合格して終わりではなく就職をして療法士としてのスタートを切るところまで専門学校でサポートしてほしいですよね。

そのため就職率や就職サポートは学校選びにおいて重要な見どころです。

高齢化社会が進んでいることと、小児分野やスポーツ分野にも需要が伸びているので就職先は、よほどのこだわりを持って選ばなければ「就職先が見つからない」という状況は考えにくいでしょう。そのためどこの学校も就職率が高く違いがわかりづらいかもしれません。

そこで注目していただきたいのは、満足度の高い就職ができているかどうかです。お子さんが望む職場に就職できるかどうかが重要ですよね。病院ではなく介護施設が良いお子さんがいたり、新しい施設で1から施設を作り上げていきたいというお子さんがいたり、希望は一人ひとり様々です。

そんな希望をきちんとくみ取ってくれる学校なのかどうか、入学前にチェックしてみましょう。

また、学費に関しても重要ですよね。同じ資格を取る学校にも関わらず学校によって学費は様々です。

学費を見比べる際に気を付けていただきたいのは、公開されている学費が「総額」になっているかどうかです。実習費は別途となっていたり、初年度学費のみしか明記されていなかったり、対象にならない割引が適用された状態の数字であったり…と、きちんと実際に支払う総額がわからない場合があります。これらが明記されている学校を選びましょう。

学費の明記に関しても、そこがあやふやになっていると学校としての評価が悪いのでは?と信頼できなくなってしまいますよね。専門学校は外部から教育が水準に達しているかどうかや、カリキュラムや実習をしっかり行っているかどうかをチェックされています。

どんな評価をされているのかもホームページに公開されていたり、パンフレットに記載があったりするため見てみましょう。

見落としがちなところですが、保護者の皆様は学校側が公表している情報しか得られないので不安もたくさんあるかと思います。学校外から見た評価に関しては財務状況や就職指導に関してなど細かいところも見てくれているので、信頼できると思います。

女性が一生続けられる仕事「作業療法士」|20代で取得する国家資格

一生続ける仕事ってなんだろう?20代後半女性の悩み

現代の女性は「結婚しても専業主婦にならず働きたい」「やりがいのある仕事をずっとしていたい」と思う方が多いようですが、実際に出産・育児へのサポートが整っている会社に勤めている方はまだ少ない状況です。

夢を持って就職し、20代前半を忙しく過ごしてきた女性たちにとって、本当にやりがいのある仕事についてじっくり考える機会はあまりなかったのではないでしょうか。30歳を一区切りとして、ここで一旦仕事についてきちんと考えよう、という方が多くいらっしゃいます。

今回は、「30歳までに、一生続けられる仕事を見つけたい!」と思う20代後半の女性に向けて、国家資格である作業療法士という道をご提案したいと思います!

国家資格・作業療法士が人気の理由とは?

作業療法士は簡単に言うと、リハビリテーションの専門家です。日常生活がうまくできない人や、障がいのある方に対してリハビリを行います。

国家資格だから「手に職を持つ」ことができる点と、医療の現場だけでなく福祉・教育でも活躍の場が広がり将来性が高いことから、作業療法士はキャリアチェンジを目指す女性に人気の職業です。雑誌「週刊ダイヤモンド」でも、20年後に需要が増加している医療系職種ランキングの2位に作業療法士があげられました。

1位:看護師、理学療法士
2位:作業療法士

 

特に、高齢化社会がより注目されてから、作業療法士や理学療法士といったリハビリテーションの仕事も脚光を浴びるようになりました。

高齢化社会に合わせて、「地域をあげてお年寄りを支えていく」という方針のもと各自治体が動き出しています。この動きの中でも、作業療法士は「ただ治すだけでなく生活全般やリハビリ後の将来も見据えてサポートをする」ということに特化した資格であり、これからますます需要が高まることが期待できます。給与や待遇についても良くなることが予測されます。

また、作業療法士の仕事は、以下の理由から女性に向いていると言えるでしょう。

●結婚、出産後に復職しやすい
●一生続けられる仕事である
●全国どこにでも需要がある(転勤や引越しも安心)
●医療職でも夜勤がなく、勤務形態が良い

異業種からのキャリアチェンジ

医療や福祉の業界に関わる仕事をしている人がキャリアアップするために作業療法士を目指すことも多いですが、全くの異業種からのキャリアチェンジも珍しくありません。

作業療法士の仕事が、「人を助ける・やりがいのある仕事」だということがキャリアチェンジを決意する理由となっているようです。

接客業や営業職で「人と関わる仕事が好き」という方が、お年寄りや子供とコミュニケーションをとって働いていく作業療法士に憧れることもあります。また、IT業界やメーカー勤務の方が、「直接ありがとうと言ってもらえる仕事がしたい」と作業療法士を目指すケースも見られます。

20代前半の頃は仕事に対して夢に溢れていて、新しいことを覚えることが楽しくても、20代後半になると徐々に「このままでいいのかな」「同じ毎日を繰り返して30代も過ごすのかな」と不安に思う方が多いようです。就職する前は給与重視だった方も、大人になるにつれて仕事のやりがいや将来性を大切に思うようになるのはごく自然なことではないでしょうか。

患者さんやご家族の人生に寄り添ってリハビリを行ううちに、自分が学ぶことも多くあると作業療法士の方は言います。自分自身やご両親も、いつかは高齢者になり、社会で人生を楽しく生きていけるようにどうしたらいいか考えていかなければなりません。これからの自分の将来についても考えていくきっかけをくれる仕事です。

趣味や経験が活かせる作業療法士の仕事

最後に、「医療の仕事は難しそうで自分には向かないのでは」と不安に思う方に、作業療法士の仕事内容についてご紹介したいと思います。

作業療法士は、身体機能回復と心のリハビリテーションを行います。理学療法士・言語聴覚士と共にリハビリ3資格とも呼ばれます。人の生活におけるあらゆる活動を本人が望む生活ができるようにしていく治療やサポートを行うことから、「生きがい支援のスペシャリスト」とも呼ばれています。

作業療法士の仕事は、人の生活におけるすべての「作業」に関わります。障がいのある方に対し、食事や着替えなどの基本的な生活の訓練や、仕事や学校など社会参加のための訓練、また、精神・心理面へのアプローチも行います。対象分野は身体、精神、発達、老年期と幅広いことが特長ですが、就職は1分野の専門家として、他の分野で学んだことも活かしながら活躍することが一般的です。

また、作業療法士は今の生活を豊かにするためにサポートするだけでなく、今後の人生についても患者さんと共に考えていきます。障がいがある場合に、どういったことに興味や価値を持って生きていくのかを見つける手伝いをします。

作業療法士になるためには、養成校で学び国家資格を取得する必要があります。実習や特別な機材などが必要になるため、独学では国家資格の受験資格を得ることができません。まず養成校に入学・卒業し、国家試験を受験・合格した場合に初めて作業療法士として認められます。

作業療法士に向いている人は、人への思いやりやコミュニケーションが好きな人。そして、趣味や経験があると尚良いでしょう。例えば美術が得意だったり、手芸が好きだったり、歌や楽器も有用です。自分の得意なアイテムを駆使してリハビリを考えていくのはとても楽しいですよ。

手先が不器用な方でも、「不器用な人の気持ちがわかる」という点で患者さんと信頼を作りやすいです。肝心なのはそういったリハビリのプログラムをすることが好きかどうかで、不得意であっても問題はありません。

30歳を目前にして、これからの将来について考え始めている方!国家資格を取得して、医療・福祉の現場で働くことも視野に入れてみてください!