患者役は卒業生~理学療法学科昼間部のティーチングアシスタント

理学療法学科昼間部3年生の授業でTA(ティーチングアシスタント)としてたくさんの卒業生が協力に来てくれました。

 

今回も、卒業生がマンツーマンで学生一人ひとりにしっかり対応してくれました。

 

日リハは創立20周年を迎え、約2000名の卒業生を送り出してきました。そして、卒業生のみなさんもアクセスしやすい高田馬場だから、お仕事帰りに来てくれます。

 

 

つまり、このTAも日リハだからこそできる即戦力への取り組みの一環です!

 

 

 

 

学生たちは、ほとんどが当日初めて卒業生と対面することもあって、とっても緊張しています。

 

 

 

 

この日に向けて自己学習・グループ学習・実技練習などを積み重ねてきましたが、それでも卒業生を前にして緊張も重なり、なかなか思うようにはいかないことでしょう。

 

 

 

 

でも、だからこそこうした授業ができることで、いざ実習本番に行ったときには、過度に緊張することなく、少しでも落ち着いて行動することができるようになって下さい。

 

 

 

 

そして、実技が終わったら、その場ですぐにフィードバックをしてもらえることもありがたいですね。多くの場合には、卒業生が自ら実践してレクチャーしてくれるので、とても分かりやすく、学生は身をもって技術を身につけることができますね。

 

 

 

 

時には、現場で働くセラピストだからこそ、現場で応用的に使える技術や、役立つちょっとしたコツ等も教えてもらえたことと思います。学生たちは、卒業生の一言一句を、一挙手一投足をしっかり観察し、頭と体にインプットしてください。

 

 

 

 

最終的にレポートを作成しますが、そのレポート作成も実習本番で必須ですので、作成方法などのスキルもしっかり身につけておいてください。

 

 

 

 

何より、いつも仕事でお疲れのところ、母校の学生たちの授業に快く協力してくれる卒業生のみなさん、本当にありがとうございます!

腰痛改善!市民講座開催しました。

先日、日リハかんだ川会主催市民講座「STOP!腰痛」を開催しました。医療関係のお仕事(理学療法士、作業療法士、介護福祉士、医療現場で働く職員の方、などなど)に従事されている方が多く、日リハ卒業生もたくさん参加してくれていました。

 

 

また一般の方、近隣にお住いの方やこれから医療関係のお仕事に就こうと思っている方なども参加してくれていました。

 

 

 

 

まず始めに、腰痛のメカニズムについてより深く理解していただくために講義を行います。

 

 

 

 

続けて、実際にデモンストレーションを交えながら、治療のための実技を学んでいただきます。

 

 

 

 

今回の内容は、医療関係のお仕事をされている方と一般の方、予備知識があると無いとでは説明の仕方も全く変わってしまいますので、理学療法士・作業療法士をはじめとした医療関係の方と一般の方とで分かれて、それぞれに即した内容で実践していきます。

 

 

 

 

一般の方には、難しい用語などは使わず、よりわかりやすく、且つ馴染みやすいように、そして医療関係のお仕事をされているみなさんには、より実践的に且つ現場で使えるテクニックも含めてレクチャーしていきます。

 

 

今回のテーマは「STOP!腰痛」ですので、腰痛を改善するための体幹の使い方、また腰痛にならないための体幹の使い方を中心に、お伝えいたしました。

 

 


 

 

ご参加いただいたみなさんからの声を少し紹介します。

 

 

「実技をしっかりやっていただけて勉強になりました。特によくある勉強会では高齢者さんには反映しづらい実技が多いのですが、今回は実際にプログラムとして取り入れられそうなものが多く良かったです。」

 

「わかりやすく、かつ効果も実感できてとても楽しかったです。」

 

「実技が多くて良かったです。PTさんと組んで勉強できて学びが多かったです。」

 

「市民講座とは思えないくらいの質で、とても勉強になりました。次も絶対に参加させていただきたいです。」

 

「無料で受けさせて頂け、内容も充実しておりありがたいです。」

 

 


 

 

ご参加いただいたみなさん、ありがとうございました。また、今回は予約多数の為、お受けできなかった方もいらっしゃったかもしれません。申し訳ありません。

 

 

今後も日リハかんだ川会主催市民講座を定期的に開催いたします。次回以降もぜひご期待ください!!

理学療法学科昼間部の運動学実習〜繰り返し練習することの大切さ

実技授業の続編として昼間部と夜間部の授業の様子を、お伝えしていきますので、授業やクラスの雰囲気を感じてもらえたら嬉しいです。

 

 

運動学実習〜理学療法学科昼間部編

まずは昼間部から。理学療法学科昼間部ではこの日、立ち上がりの動作分析を行なっていました。

 

 

 

 

この「動作分析」とは、理学療法士・作業療法士にとって、大切なスキルの一つです。理学療法士も作業療法士も、正しく分析ができなければ正しい評価ができませんので、的確なリハビリテーションをすることができないですね。

 

 

この動作分析に限ったことではありませんが、理学療法士・作業療法士はたくさんの患者様をふれあうことで、たくさんの症例に出会いながら、数多くの経験を積み、セラピストとしてのスキルが向上していきます。

 

 

日リハでは在学中もなるべく多くの経験をしてもらうために、外部での実習にたくさん取り組んでいただきますが、その前に学内の授業ではなるべく多く練習する機会を設けています。

 

 

例えば、今回の動作分析の場合であれば、普段の授業でクラスメイトと交代しながらそれぞれの動作をよく見て、コツを掴む練習を何度も何度も繰り返します。

 

 

 

 

人それぞれに「クセ」ってありますよね。それと同じように個性や特徴が必ず動きの中に現れてきますので、「ここから始めに動き出す」とか「重心がこんな風に動いている」とかを見極めるために、「見る練習」です。

 

 

 

 

そして、その分析したこと(自分の頭の中にあること)を人に伝えることができるようになるために、動きを絵で描いてみましょう。

 

 

 

 

 

 

 

クラスメイト同士が交代で、何度も何度も繰り返し立ち上がりの分析をする練習をしていきます。こうして4年間(実際には長期実習に行くまでの約2年半)かけて一つ一つの技術をマスターしながら、少しずつステップアップしていきましょう!