病院の機能分化とリハビリテーション

2017.05.19

理学療法学科夜間部教員の塩澤です。

 

理学療法学科夜間部の4年生は目前に迫った臨床実習や定期試験の準備、国家試験の対策と頭の中がいっぱいのことと思います。そのような慌ただしい日常を送る中、就職のことも気になり始めているのではないでしょうか。

 

 

卒業生の多くは病院で働いていることが多いのですが、病院は国の医療政策から機能分化がより明確になってきています。そこで、今回は病院の機能分化とリハビリテーションについて整理してみたいと思います。

 

 

発症後
【図】日本理学療法士協会発行 「理学療法士ガイド」より

 

 

   

  • 急性期:

手術直後や発症早期で病状の不安定な時期です。理学療法士はリスク管理を行いながら、廃用症候群や合併症の予防を目的にポジショニング、関節可動域訓練、離床などを行います。

 

  • 回復期:

病気やケガの状態が安定した時期です。理学療法士は機能回復や能力改善を目的に、種々の促通手技、寝返り・起き上がり・立ち上がり・歩行といった基本動作の獲得、ADL動作の獲得などを行います。

 

  • 維持(生活)期:

自宅や施設などで、自己の能力を活用し、その人らしい生活を送る時期です。獲得された能力の維持と向上を図り、状態悪化、再発を防ぐことが重要になります。理学療法士は動作の維持、生活・社会参加への支援、住宅改修・福祉用具選定、家族指導などを行います。

 

 

このように理学療法士は疾患の発症早期から自宅や生活に戻ったあとの自立支援、社会復帰といった、幅広い分野で活躍しています。活躍できるフィールドが広いことも理学療法士の魅力だと思います。私も免許取得後、回復期・維持期で働き、急性期の理学療法も経験したいと思いました。4年生のみなさんも実習や見学等を通じて、自分の目と耳で体験して自身の方向性を決めてみてはいかがでしょうか。

 

 

 

 

 

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